第三章 悪夢
第6話 ターゲット
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ことですのよ?」
男「や、め……」
狂三は躊躇なく引き金を引いた。
士道達が見ている前で。
そしてその男は地面に倒れた。
″その男は死んだ″
琴里『みんな逃げなさい!すぐに!』
と琴里は言うが、
佐天「あ……あ……」
佐天は恐怖で一歩も動けず、
一方「クソッたれが!!」
上条「狂三の野郎ォォォォ!!!」
一方通行と上条は怒りにまかせて、狂三の方へと駆け出していた。
士道はやっと琴里が逃げろと言っていることに気づき、その場から逃げ出す。
しかし、
狂三「うふふ、駄ァ…目、ですわよ」
上条「うおっ!」
一方「ぐっ……!」
士道「うわっ……っ!?」
急に狂三の影から白い手が出てきて、上条と一方通行に直撃し、後ろに吹き飛ばした。
そして、士道の足をガッチリ掴んだ。
士道「ぐっ……何だ……?」
狂三「ふふ…捕まえましたわ」
と言ってニッコリ笑い、士道に覆い被さるように身を寄せてくる。
狂三「あぁ、あぁ、失敗しましたわ。失敗しましたわ。もっと早くに片を付けておくべきでしたわ。……もう少し士道さんとのデートを楽しみたかったのですけれど」
狂三は士道に顔を近づけ、士道の両頬を包むように、手を出した。
士道は逃げれなかった。
上条はさっきの攻撃をされた際に足をぐねって、片膝を地面に付けて動けなかった。
一方通行は自分の手を掴んでいる何者かを反射するために逆算を行っていた。
しかし、狂三は逆算する時の弱点、反射が消える事を知っていたのか、一方通行のチョーカーを握りつぶすように壊した。
一方通行は演算を止められ、その場に倒れる。
上条「(どうする!?俺は動けないし、一方通行は今は能力使えない。佐天さんの風力操作で……いや、まだ能力に慣れてないから士道ごと巻き込む危険がある……。クソっ!どうすれば……)」
上条は必死に考える。
次の瞬間、
余裕の笑みで立っていた狂三の身体が後方へと吹き飛んだ。
真那「……無事ですか兄様」
状況を理解するのに数秒時間を有した。
いつの間に現れたのだろうか。
ASTの武装をした真那が現れた。
士道を守るように背を向けている。
士道「真、那……?」
真那「はい。間一髪でした。大事はねーですか?」
士道「あ、あぁ……」
真那は笑顔で士道の方を振り返った後、狂三の方を鋭い目で見る。
その時気付いた。
真那「当麻……さん?」
上条当麻の存在を。
真那は上条と目が合ってビックリしたが今はそれどころではない。
真那はキリッと狂三の方に振り向いた。
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