暁 〜小説投稿サイト〜
神器持ちの魔法使い
フェニックス
第14話 ゲーム開始
[3/3]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
ためレイヴェルから解放された俺。
羞恥のダメージは三人だけではなくレイヴェルも同様で、無意識にとった行動にあわあわ言いながら顔を赤くしている。

「……このゲーム終了後すぐにでも小猫を呼び戻そう。うん、そうしよう」

生徒会長は苦笑を漏らし、副生徒会長は首をかしげている。

「森羅さんは知りませんでしたっけ。小猫は契約のもと、一時的にグレモリーさんの眷属になっているに過ぎないんです。十分に仕事もこなして稼いで貢献したようですから」

「来ヶ谷君は人の身で悪魔の駒を持っているのですか?」

言い方を間違ったか?

「違います。小猫は元々リーゼルさん―――フェニックス卿の奥方の戦車なんですよ。小猫のことはフェニックス家から一任されてます。……一誠はもちろんなんですが、先日グレモリーさんは裸で一誠の自宅へと侵入したそうです。理由はどうであれ痴女呼ばわれされてもおかしくない。……変態のそばに置きたくないです」

一誠も一誠だがグレモリーさんも大概だろう。
個人的に引くレベルだ。

「他にもあります。ここら一帯をグレモリー領と言い張っているにもかかわらず、堕天使の侵入を許したこと。耳に入っているでしょ? 少し前に起こったこの件」

「ええまあ。アーシア・アルジェントさんの神器を抜き出そうとした堕天使レイレーナを初めとする堕天使四名とエクゾシスト二十弱が侵入した。不備があったとはいえリアスたちによって解決したでしょう?」

「そうなんですけどね。問題なのは発覚した際に自身だけで解決しようとしたこと。そっちに詳細を知らせたのも事後でしょ? ホウ・レン・ソウぐらいできてもいいんですけどね。協力を仰ぐぐらいしていたら殺されなくてよかった一般人がいたかもしれないのに」

フリード・セルゼンなどはぐれエクゾシストに殺された一般人は少なからずいて、報道もされた。
いまでは何らかの働きかけがなされたのか沈静化している。

「どちらにせよゲーム次第ですね。小猫の王に相応しいと感じたら小猫自身の意志で抜けるというまでこの件は保留ですね」

幼馴染の批判に近い言葉を聞いた生徒会長は何も言わず、難しい顔をしていた。
[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ