変化と不変の入り乱れ
東方変形葉16話「ふーじんろく ―後編―」
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あ、その間は私らが守ってやらんとね。」
スキマを開き、永遠亭につなげる。
「じゃああんたたち、もう悪さするんじゃないわよ。」
「・・・悪さはしてないんだが・・・。」
「あら、意外と早かったわね。じゃ、私は霊夢の稽古をつけるから、あなたは裕海に修行をしてあげて。」
「ええ。」
そこには、紫と永琳がいた。
「じゃあ神社に行くわよ、霊夢」
「あら、ここでやるんじゃないの?」
「ここは単に待ち合わせ場所よ。裕海はここだけど。あと・・・」
「あと?」
「・・・いいえ、とにかく行きましょう。」
「?」
修行は3時間ぐらい続いた。おかげでなにかつかめそうな気がする。
「裕海さん、お茶が入ったわよ。」
鈴仙がお茶を持ってきてくれた。
「ああ、ありがとう。鈴仙は気が利くね。」
「え、えへへ。」
鈴仙は少し照れくさそうに微笑んだ。
「あらあら、鈴仙ったら張り切っちゃって。ふふふ。」
「なっ!?ちょっとてゐ!?」
「今日はこのぐらいにしましょう。せっかくだからここで夕飯を食べていきなさいね。それで・・・」
「?」
「みんなの分を作ってくれないかしら?」
・・・はい?
「・・・なぜ?」
「うどんげはこう見えてすごい疲れてるの。」
「俺もつかれてるよ?」
「そうね、だけど私の元気ハツラツドリンクがあるんだけど、うどんげにはあまり効果がないの。だからあなたに飲ませるの。」
オロ○ミンCみたいなやつ?
「・・・以上。」
「もう、わかったよ。そのかわり食材は勝手に使わせてもらうよ。」
「ええ。」
「あれ?もしかして無数にいる兎たちの分も?」
「ああ、それは大丈夫。人参貯蔵庫があるから、そこから取り出してるのよ。」
てゐが言った。
「ふ、ふ〜ん・・・」
「ごちそうさま。じゃあそろそろ帰るね。じゃあまた明日。」
スキマを開いて裕海は帰って行った。
「ええ、明日ね。・・・うどんげ?」
私がおかしいと思ったことをうどんげに話してみる。この子ならわかってると思うから。
「なんでしょうか。」
「あなた、彼のおかしなとこにもう気づいてる?」
「ええ。あえて黙ってましたけど・・・」
やはり。そうさったか。
「ん?どうしたの?裕海が帰ったとたんに神妙な顔をして。」
「あの子、“穢れ”がないわ。」
「はい。彼の波もかなり特殊なものでした。」
「じゃあ、裕海は月人か、亡霊っていうこと?」
てゐが言った。その推測は悪くはない。しかし・・・。
「どちらでもない。月人ならばそのことを私たちを見た瞬間に何かしらの行動をとるでしょう。そして、彼はちゃんと生きている。」
「???てゐちゃんさっぱりわかんない。」
「私にもわからないわ。あの子の能力の影響か、それとも別にあるのか。」
「
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