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妖精の義兄妹の絆
ジェラールとエルザ
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「く…来る…な…。」
多少のダメージを受けているが眉ひとつ動かさずに言った。
「ならば、おまえが来い。私がエルザだ。ここまで来い。」
それでもジェラールはエルザに怯え近づこうとはしない。
「おまえの名はジェラール。私のかつての仲間だ。だが、乱心したおまえは死者を冒涜し、仲間をキズつけ、
評議院さえも破壊し…、シモンを殺した。











それを忘れたと言うつもりなら心に剣を突き立てて刻みこんでやる!!!!ここに来い!!!!私の前に来いっ!!!!」
エルザはジェラールに怒鳴った。
「オレが…仲間を…そんな…、オレは…なんという事を…。オレは、オレはどうしたら…。」
ジェラールは顔を抑え泣いていた。自分のやってしまった罪を知ってしまったためだ。
エルザはジェラールを見て思った。
(「これが…、あのジェラール?まるで…。」)



















一方こちらはワース樹海某所
「ん?」
そこでルーシィは目をさました。

ズキズキ

「痛た…。」
腕の怪我が痛み思わず怪我の箇所を触れる。
「あれ?治療…。てか何!?この服。」

キラキラ

その服は独特的なデザインとなっておりキラキラ輝いていた。
「星霊界の御召し物でございます。ボロボロでございましたので。」

シャキィン

そう言って服の説明をしたのは処女宮のバルゴだった。
「バルゴ!!?」
何故バルゴがここにいるのか疑問に思っている間に隣で気を失っていたナツも目をさました。
「!ここ…どこだ!?」
ナツの服も新しいものになっていた。
「ナツ様とおそろいになっております。」
「いらんお世話!!!」
バルゴなりに気を遣ったみたいだが、ルーシィから怒鳴られた。

ボォォォ

「近いわ。てか、色が変わってない?」
確かに先程までは黒い光だったがいつの間にか白い光に変わっていた。
「ええ、お二人が気絶していらした間に黒から白へと。」
「むぐぐぐぐ…。ぐぐぐ…。はぁ…。」

ギロッ

ナツは感情を押し殺してルーシィを睨んだ。それにルーシィはビビってしまう。だが、
「危なかった。ありがとな。」
思いもよらない言葉が返ってきたためルーシィは顔を赤くした。
「な、なによ。いきなり。」
「でぇきてぇる``。」
バルゴがナツとルーシィを見て巻き舌風に言った。
「どこでハッピーのマネなんか憶えたの?」
ルーシィは呆れてバルゴにつっこんだ。

ガサ ガサッ

「ひっ。」
茂みから音がしてルーシィはそれに怯えた。

ガサ ガサ

「シェリー!!!」
茂みから現れたのはシェリーだった。
「よかった!!無事だったんだね。」

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