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妖精の義兄妹の絆
ジェラールとエルザ
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ているわ。」
タクヤたちはルーシィたちと別れ近くの山の辺りの飛行していた。
「とにかく近くの山かどこかに降りましょう。私とシャルルの魔力も大分無くなってきましたから。」
「そうだな。」
そう言ってタクヤたちは山に着陸して休憩をとることにした。この山からはワース樹海全域が一望できた。
もちろん黒い光も見えている。
「ニルヴァーナ、か…。」
「どうしたの?」
タクヤが呟いた言葉にシャルルが聞いていたらしくタクヤに質問した。
「なんで“善と悪を入れ替える”なんて魔法作ったんだろうな。あれさえ無かったらこんな事態にはならなかったのに。」
「知らないわよ。昔の事情なんて知り得られないんだから。」
「その時代にはその時代の事情があったんですよ。」
「…そうだな。今はあれを止めるのが先だよな。」

カラ

「!!」
「今度は何よ。」
「シャルルはウェンディを連れてここから離れてくれ。」
「まさか、また闇ギルドなんですか!!?」
「かもな。匂いがあんましないとこを見るとまだ俺らの事は見つけてねぇな。」
タクヤは辺りの匂いを嗅いでそう二人に言った。
「今のうちに早く行け!!」
「わかったわ!!あとはまかせるわよ!!!」
そう言ってシャルルは休む暇もなくウェンディを抱え空へ飛んでいく。
「気を付けてくださいね!!!」
エマはシャルルに注意を促した。
「あんたに言われるまでもないわよ!!!」
シャルルたちがどんどん小さくなっていき、やがて、二人の姿は見えなくなってしまった。
「…よし!!!こっちも行くぜ!!!エマ。」
「はい!!!」
タクヤとエマは山をかけていった。
案の定、向かった先には闇ギルドがいて手当たり次第にタクヤたちを探しているようだ。
「ん、あいつらは…。」
タクヤは目の前で見ている闇ギルドに見覚えがあった。
「どうしたんですか?」
「やっぱりそうだ…。あいつら合流地点に行く前に倒した闇ギルドだ。」
そう、タクヤの目の前にいたのは先程タクヤが倒した虚ろな聖域だった。
「倒したはずなのになんで…!!!」

カラ カラ

「誰だ!!!」
「やべっ、見つかった!!?」
タクヤとエマはたちどころに虚ろな聖域に囲まれてしまった。
「あっ!!!コイツはさっきの!!!!」
虚ろな聖域のリーダーがタクヤを指差して大声で言った。
「てめーら。やられたんならもうでてくんじゃねーよ!!!」
「そうですよ!!!往生際が悪いですよ!!!」
「へっ、先程は少し油断しただけだ。なんせ、構成員の半分は別行動していたのだ!!!」
確かに先程タクヤと戦闘をした時より人数が倍以上になっていたのだ。
「今度は全力で貴様たちを排除する。かかれー!!!!」

ダダダダダダッ

そう言ってタクヤに一斉に
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