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東方変形葉
変化と不変の入り乱れ
東方変形葉14話「れっつごー冥界」
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。あいつの能力は得体が知れないからどんな仕掛けかわかったもんじゃないな。仕方ない、本人に謎の果物のことを直接聞くか。」



「・・・なるほど、そういうことか。」
謎の人。妖怪の山。山の上の神。すべてを聞かせてもらった。
「ええ。それと、妖怪の山には社会的組織が備わっているらしいわ。恐らく見張りがいるでしょうね。そういうことだから、戦闘準備を整えなさい。あら、そういえばもうこんな時間ね。さ、明日に備えて家で休みなさい。」
「ああ、そうするよ。」
スキマを開き、その中へ入る。



「あ、ちょうどいいところにいたぜ。なあゆう・・・あっ!?スキマで帰りやがった!!」
裕海はもうスキマを閉じてしまっていた。
「タイミング悪いわね。そういえばあの子の家に行ってきたんじゃなかったの?」
「仕掛けがあってうかつに入れなかったぜ。まあいい、いつか絶対忍び込んでやる!!」
「根に持った泥棒ね。なんてたちの悪い。」
そこに、空間が裂けて紫が出てきた。
「ハロー」
「なんて微妙なタイミングなのかしら。」
「0点だな。0点満点中のな。」
「なによ、0点満点中の0点って・・・それよりも、霊夢。あなたに稽古をつけに来たわ。」
「はあ?何を言い出すかと思えば。で、何をするのよ。」
「神々の力を宿す稽古よ。」
何を言い出すのかと思えば。とんでもないことを教えようとしている。でも今日はもう寝なければならない。明日に備えて。
「明日ね、明日の夜にまた来てちょうだい。明日は忙しいの。」
「わかっているわ。だから今日来たの。ああ、それと。」
「?」
「・・・いえ、このことはきっとあの神に言われるからいいでしょう。じゃ、明日頑張りなさい。」
「??」



「ハロー」
紫が出てきた。それにしても・・・
「それもう飽きた。」
「あいさつに飽きたってなによ・・・」
「・・・あれ?スキマ対策結界を張っておいたのに。」
結構強く張ったはずなんだがなあ。
「私の能力をわすれたの?“変化と不変の境界”をいじったのよ。それでも開くのに少し疲れるのだけどね。それよりも、明日は最終段階の修行をするわ。場所は永遠亭ね。」
修行か。永遠亭なら昨日、修行に使っていいと言ってくれたから大丈夫だ。・・・え?明日?
「ん?明日?明日はちょっと。」
「ええ、知ってるわ。だから今日来たの。」
なぜ知っている?やっぱり裏があるのか、ただ霊夢や魔理沙に聞いただけなのか。
「で、やっぱり人の心の変化を操る修行?」
「ええ、でももう一つあるの。」
「?」
「それは明日の夜教えるわね。では、おやすみ。」
「あ、ああ。おやすみ・・・」
もう一つの修行ってなんだろうか・・・気になるな。まあ今日は寝るかな。



続く

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