産まれてぼっち
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自作して定期的にメンテも行っていた上に、今ではマントもあるので楽に組み立てる事が出来た。
「道具はこれで良しっと。あとは材料を買ってきて、試作を作らないとな。とりあえずは6年前の味を取り戻さないと」
屋台を一度収納の魔法陣の中に放り込み、スーパーではなく市場を捜しに空を飛ぶ。幸いにも近くに港があった為に魚介類の購入は楽にすんだ。あとは鶏ガラや豚骨、トッピング用のチャーシューなどを用意しなくては。
それから一週間程、人間界の屋敷を拠点にしながら不眠不休でひたすらラーメンを作り続けた。
「うむ、これなら行けるな」
さすがに6年も前の味を完全に再現する事は不可能だったが、納得のできる味には仕上がった。これから旅をしながら味を改良していけばいいだろう。
「さて、ラーメン屋台『雷帝』開店と行くか」
屋台を引きながらオレは日本全国を旅する事にした。無論、天界や堕天使の領地、日本神話の領域には入らない様に注意してだ。まったく面倒な種族に産まれてしまったな。
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