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妖精の義兄妹の絆
星霊合戦
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だ。あんたそれでも星霊魔導士なのっ!!!?」
そして、ルーシィはすかさず次の鍵を取り出した。
「開け、金牛宮の扉!!!タウロス!!!!」

ドン

「MOー!!!!」
巨大な斧を持ってタウロスが突撃する。しかし、
「ジェミニ。」

ピョコン

ジェミニが現れ、ルーシィに変身してタウロスを撹乱する。
「ウフ。」

もぎゅ

「MOホ~!!!」

ザン

ルーシィに変身したジェミニは剣になったカエルムを持ち、タウロスを切りつけ倒した。
「タウロス!!!!」
ルーシィがそう叫んだ瞬間、

がくん

「!」
ルーシィは膝から倒れてしまった。
「え?あれ?あたし…。ハァハァ」
「たいして魔力もないくせにそんなに星霊バンバン使うからだゾ。」
どうやらルーシィは魔力を使い果たしたようだ。
「そんな…。ハァハァ」

ガコッ

ルーシィはジェミニに蹴り飛ばされた。
「自分に殺されるってのもマヌケな話だゾ。」

ズガ バキッ ドウ

「いっ。」

ガゴゴゴ ドゴ ガッ

「あっ。」
ルーシィは何度も何度もジェミニにより殴られ、蹴られた。
「あははははっ。」
エンジェルの笑い声があたりに響く。

ガッ

「きゃあ。」

ゴッ

「やっ。」
ジェミニは執拗にルーシィをめった打ちにする。
「あははははっ。いい気味ー!!!」
「ボソ、いいきみ…。」

「がはっ。ゲホッゲホッ」
ルーシィは痛みつけられても尚、エンジェルを睨む。
「な〜に?その目。ムカツクゾ。」
「アリエスを解放して。」
「は?」
エンジェルはルーシィの言っている意味がわからなかった。
「あのコ…前の所有者にいじめられてて……、」

ザシュ

「きゃああああっ!!!!」
ルーシィの肩をジェミニが深く切りつけた。
「あああああああ。」
ルーシィは激痛に耐えきれずうめき声を上げる。
「人にものを頼む時は何て言うのかな?」
「お…願い…します…。」
ルーシィは激痛に耐え言葉を絞り出した。
「レオ“ロキ”と一緒にいさせてあげたいね…。それができるのはあたしたち星霊魔導士だけなんだ…。」
「ただで?」
「何でもあげる…、鍵以外ならあたしの何でもあげる!!!」
「じゃあ、命ね。」
無情にもルーシィの頼みはエンジェルには届かなかった。
「ジェミニやりなさい。」
エンジェルがそうジェミニに命令する、が、

ぷる ぷるぷる

ジェミニは震えるだけでルーシィに攻撃しようとしない。
「ジェミニ!?」
エンジェルがジェミニに再度命令するがやはり攻撃しない。
「きれいな声が…頭の中に響くんだ。」

ママ…あたし星霊大好き

星霊は盾じ
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