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妖精の義兄妹の絆
星霊合戦
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十二門!!?」
「え?」
「スコーピオン!!!!」

ボッ

「ウィーアー!!!!イェイ!!!!」
エンジェルは巨大な鉄の尻尾を持ったスコーピオンを召喚した。
「スコーピォぉぉん。」
「はいいっ!!?」
ルーシィはいつもより驚き度が二割増しほどに上がっていた。
「ウィーアー、元気かい?アクエリアス。」
「私…さみしかったわ。グスグス」
「…!!!ま、まさか…。」
ルーシィの考えは的中していた。
「私の彼氏。」
「ウィーアー、初めましてアクエリアスのオーナー。」
「キターーー!!!!」
ついにこの日が来たと言わんばかりの驚きようである。
「スコーピオンの前で余計な事言ってみろ、てめぇ…お?水死体にしてやるからな…。」
「はい。」
アクエリアスはものすごい形相でルーシィに釘を刺しておく。ルーシィは思わず凄んでしまう。
「ねぇん、お食事に行かない?」
「オーロラの見えるレストランがあるんだ。ウィーアー、そういう訳で帰ってもいいかい?エンジェル。」
「どうぞ。」
「ちょ、ちょっと!!!アクエリアス!!待って!!!」

ポワン

ルーシィの呼び掛けに応じる間もなく二人は星霊界に帰っていった。
「いやー!!!」
「星霊同士の相関図を知らない小娘は私には勝てないゾ。」

バチィ

「きゃっ。」
ルーシィはエンジェルにはたかれ川へと倒されてしまった。
「どうしよう、最強の星霊が封じられた…。」
ルーシィは水中で他の手段を考えた。そして、
(「いや…、もう一人いるじゃない!!!最強の星霊。」)
水中から顔を出したルーシィは一つの鍵を握った。
「開け!!!獅子宮の扉!!!!ロキ!!!!」

グォォン

「王子様参上!!!」
現れたのは黄道十二門のリーダー、獅子宮のレオ改め、ロキだった。
「レ、レオ…。」
「お願い!!あいつを倒さないとギルドが…!!!」
「お安い御用さ。」
ロキは早くも戦闘モードに切り替える。
「クス、言わなかったかしら?大切なのは相関図。開け、白洋宮の扉、」
「「!!」」
「アリエス!!!!」

ドォン

現れたのはモコモコの服を着た可愛らしい女性だった。
「ごめんなさい、レオ。」
「アリエス…。」
「カレンの星霊…。」
「そ、そんな…、これじゃロキまで戦えないじゃない。」
ルーシィは絶体絶命のピンチを迎えていたのだった。

ザザザザザ

川の流れる音だけが響く。ルーシィとロキは目の前に現れた敵に驚き声が出ない。
ロキのかつての仲間が今は敵として目の前にいるからだ。
「カレンの星霊…。」
ヒビキがそう呟くとルーシィがエンジェルに問いただした。
「何でアンタがカレンの星霊を!?」
「私が殺したんだもの。これはその時の戦
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