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VenusBlood-d×d-

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と言った表情で納得する。
その後は魔王や貴族達から今後のゲームについての話がされた。

「最後にそれぞれの今後の目標を聞かせてもらえないだろうか?」
「俺は魔王になるのが夢です」
サイが魔王の問いに即答する。大きく出たわねでも分からなくもない、幼い時から苦渋を舐めて来たサイだからこそ悪魔としての頂点を欲してる。

『ほう……』
「大王から魔王が出るとしたら前代未聞だな」
「俺が魔王になるしかないと冥界の民が感じれば、そうなるでしょう」
自信たっぷりにサイが答える。その次にリアスが答える。

「私はグレモリーの次期当主として生き、そしてレーティングゲームの各大会で優勝することが近い将来の目標ですわ」
地味ねー、面白みに欠けるむしろ赤龍帝が居るんだから出来て当たり前のようにも思えるわ。そして若手悪魔達が目標を語って行き最後にソーナ・シトリが語り始めた。

「冥界にレーティングゲームの学校を建てることです」
その言葉に私は興味を引かれた、既に冥界にはレーティングゲームの学校は存在する。なら何故建てる必要があるのか、そして納得したなるほど彼女らしい夢ね。

「レーティングゲームを学ぶところならば、既にあるはずだが?」
「それは上級悪魔と一部の特権階級の悪魔のみしか行くことが許されない学校のことです。私が建てたいのは下級悪魔、転生悪魔も通える分け隔てのない学び舎です」
平等、今の悪魔勢力にとって一番縁遠い言葉。特権階級の貴族等が利権を独占、その血筋と言うだけで最初から上級悪魔の位をまるで当然様に受け取る、その位にどれ程の責任が有るかも理解もせずに、そして己の栄華の為に眷属を作る。それだけなら私は文句は無かった互いに承知して主従の関係となるだが中には無理矢理に、弱みに付け込み眷属にする者達が居る、そして眷属が逃げだしても上級悪魔は罰せられる事も無く口封じの如く逃げた眷属をはぐれ悪魔が悪と決めつけ処断する。
私は昔からこの制度嫌いだった、彼等はまるで自分達が他とは違うという確信の様な物を持っていた貴族だろうが転生悪魔だろうと悪魔同士の違いなどありはしないのに。

「「「「「ハハハハハハハハハハハハハ」」」」」
会場に下品な貴族達の笑い声が響く、私はそれを冷ややかな目で見る。

「これは傑作だ」
「成る程夢見る乙女というわけですな」
彼等の言葉に憐みを覚える、そうやって新しい芽を摘むのだろう、自分達の首を絞めている事に気づかずに。

「私は本気です」
そう言ってソーナ・シトリが気丈に言い返すが貴族達の耳には届かない、眷属の男の子が貴族達に噛みつくけどソーナ・シトリが咎める。

「全く、これだから転生悪魔はまあもっとも、この場に更に相応しくない者がおるがな」
貴族がそう言うと私を見る、その目は侮辱が浮かんでい
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