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ウィザード外伝-仮面ライダーサマナー-〜指輪の召喚師〜
饗宴の始まり
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人の鈴鳴に危機が及んだと察知したのか、勇敢にもロッキーはファントムに立ち向かうが如何せん相手が悪過ぎた…人間でも敵わない相手に一介の盲導犬に何が出来ようか?ファントムに簡単に払い除けられてしまう。

『さぁてと…ギヒヒヒヒヒヘヘヘヘ…!!』

「あ…いや…やめ…!!」

『後はテメェを…って、ンガッ!?』

ファントムは額の口をガパァッと開き、自分の舌を伸ばして鈴鳴を嫌らしく舐め回し、彼女の幼い身体を蹂躙しているその最中だった…舌にブスリッと何かが刺さった痛々しい音と共にファントムに鋭い痛みが走った。

『『『〜!!』』』

『「使い魔」だと…?どこの誰だ!ゴラァッ!?人の食事の邪魔をする奴ァッ!!出てこいや!魔法使いィイイイ!!』

よくよく見るとファントムの舌の周りには緋色のハチに似た小さい奇妙な生き物が群れをなして纏わり付き、針で刺しまくっていたのだ。ファントムはこれが魔法使いが使役する『プラモンスター』と呼ばれる使い魔の一種であると一目で悟り、怒り狂いながら自分に纏わり付いてるプラモンスターを払いのけて近くに居るだろう魔法使いにこの場に出るよう要求、すると…

「戻れ、ボクのフェアリー達」

指を鳴らす音と同時に大量の緋色の蜂…プラモンスター・スカーレットフェアリー達が主人である魔法使いと思われる人物の下へと戻る、フェアリー達を扱う魔法使いの特徴…セミロングの艶やかな白い髪、中性的な顔立ちの飾り気のないスーツに身を包む人物であった

『テメェか…!このマカラ様の食事の邪魔しやがった魔法使いは!?』

「失礼、目を覆いたくなるような悍ましさと女性の扱いの酷さのあまりに邪魔させていただいたよ、それと一つ『間違い』がある。」

『はあ?間違いだ?』

「ボクは魔法使い(ウィザード)じゃない…召喚師(サマナー)さ。」

[DRIVER ON!Please]


暴喰のファントム・マカラは自分の食事を邪魔してきた相手に怒りの視線を向けるが、『召喚師』を名乗る人物はマカラの醜悪さに呆れつつも落ち着いた様子で指輪…ドライバーオンリングを嵌めると、腰に広げた手の形をした奇妙なベルトが装着される

[Shavaduvi Touch Henshin〜♪Shavaduvi Touch Henshin〜♪]

「変身!」

[Change…Now]

ベルトからやたら低い奇妙な音声が響いたと同時に背中から白銀に輝く魔法陣が現れ、それが通過した途端…その姿は普通の人間からこれまた奇妙な姿へと変化する

精巧に加工された白銀(プラチナ)で出来た様な仮面、同じ材質で造られたボディには黒く禍々しい翼を模した紋様(トライバル)が刻印されており、ロングコートに似た様な黒衣を纏い、背中には短めのショートマン
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