第5話 バニッシュブラザース見参!
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に火を纏った・・・能力系の火の魔導士と見て、まず間違いないだろう。」
ちなみにアビリティ・・・能力系は魔法の力を身につけたもの
ホルダー・・・所有系は魔法アイテムを使うもののことを言う
どちらも体内の魔力を消費する・・・ここだけは共通である。
「よく見てんなぁ・・・じゃあ覚悟はできてるって事だな?黒焦げになる!!」
「残念ながらできてないと言っておこう、なぜなら・・・火の魔導士は私の最も得意とする相手だからな。」
「ふーん・・・・・・」
ナツとバニッシュブラザーズとの戦闘が始まる。
で?
ルーシィは地下でデイ・ブレイクを風詠みの眼鏡で読んでいた。
通常の2倍〜32倍の速さで本が読める魔法アイテムだ。
全て読み終えたルーシィは驚いていた。
「まさか・・・こんな秘密があった・・・なんて・・・」
デイ・ブレイクの全貌を知ったようだ。
「この本は・・・燃やせないわ・・・カービィさんに届けなきゃ。」
ルーシィが立ち上がった瞬間
後ろから手を掴まれる。
「ボヨヨヨ・・・風詠みの眼鏡を持ち歩いてるとは・・・主もなかなかの読書家よのお。」
「やば!?」
「さあ言え、何を見つけた?」
エバルーはルーシィの腕を掴んでいる力を強める。
「痛っ!!」
「その本の秘密とはなんだ?」
「ア・・・アンタなんか最低よ・・・文学の敵だわ・・・!!」
「文学の敵だと!?我輩のような偉〜〜〜くて教養のある人間に対して。」
「変なメイドつれて喜んでる奴が教養ねえ・・・」
「我が金髪美女メイドを愚弄するでないわ!!」
「痛っ!!・・・いろんな意味で。」
「宝の地図か?財産の隠し場所か?その本の中にどんな秘密がある?」
「・・・・・・・」
「言え!言わんと腕をへし折るぞ!!」
「べー!」
ルーシィの挑発にエバルーの堪忍袋の緒が切れた。
「調子に乗るでないぞ小娘がぁぁ!!その本は我輩の物だ!!」
「あぐっ!?」
「我輩がケム・ザレオンに書かせたんじゃからな!本の秘密だって我輩の物なのじゃあ!!!」
エバルーが更に力を込めた直後
鈍い音が響いた。
しかし、ルーシィの腕が折れたのではなく
「おおぉ!?」
「ハッピー!!」
ハッピーがエバルーの腕を折った音だ
「ぎゃああああああ!!」
「ナイス!かっこいー!」
ハッピーは体を回転させながら着地した
・・・・・・・・・・・・下水の中に
「おのれ・・・何だこの猫は!?」
「バッビィべぶる。」(ハッピーです。)
「てかアンタ上がってきなさいよ。」
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