第5話 バニッシュブラザース見参!
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ママも驚くぜ。」
この二人が掲げている紋章、ハッピーとラストは見覚えがあった。
「あの紋章、傭兵ギルド『南の狼』だよ!」
「バニッシュブラザーズ・・・南の狼の中でもトップクラスの奴らだ。」
「こんな奴ら雇ってたのか。」
「ボヨヨヨ!南の狼は常に空腹なのだ!覚悟しろよ!!」
その場にいたエバルーとバニッシュブラザーズ、ナツとハッピー、ラストは互いに睨み臨戦態勢に入る中
ルーシィだけは本を読んでいた。
「「「「「「オイ!!!」」」」」」
「なんとふざけた奴らだ。」
「これが妖精の尻尾の魔導士か・・・」
バニッシュブラザーズはカンカンだった。
「バニッシュブラザーズよ!あの本を奪い返せ!そして殺してしまえ!!」
互いに戦闘態勢に入る直前
「これ・・・・・・・」
ルーシィが何かに感づく。
「ナツ、ラスト!少し時間をちょうだい!」
「え!?」
「この本には何か秘密があるみたいなの!」
「は?」
「秘密!?」
「どこに行くんだルーシィ!!」
「どっかで読ませて!!」
「はぁ!?」
そう言い残しルーシィは走り去った。
(ひ・・・秘密だと?わ・・・我輩が読んだ時は気付かなかった・・・あいつ・・・財宝の地図でも隠したのか!?こうしてはおれん!!)
エバルーの目は完全に私欲に取りつかれていた。
「作戦変更じゃ!あの娘は我輩が自ら捕まえる!バニッシュブラザーズよ!この小僧共を消しておけ!!」
エバルーは床を掘り進みルーシィを追う。
「ルーシィあっちだぞ!?」
「やれやれ、身勝手な依頼主は疲れるな。」
「まったくだ。」
「ナツ、ここは任せる。ルーシィを一人にしては危険だ!」
ラストはスルー・ザ・ウォールで床を抜けエバルーを追う。
「ハッピー、二人を追ってくれ。」
「相手は南の狼だよ!オイラも加勢する!」
「いや、一人で十分だ!」
ナツは自信満々だ。
「あ?てめぇ!!ママに言いつけんぞ!!」
「落ち着け、クールダウンだ。」
ナツの姿を見てハッピーは安心し
「ナツ!気を付けてねー!」
「おー!ルーシィを頼んだぞ!」
ハッピーはルーシィを追いかけに飛んだ
「カモン!火の魔導士。」
「ん?何で火って知ってんだ?」
「フフフ、全ては監視水晶にて見ていたのだよ。」
フライパンを持った男は自慢げに話した。
「あの娘は鍵・・・所有系星霊魔導士だな、契約数7。あの小僧も所有系魔導士だが、見たことがねぇ。空を飛んだネコは疑うまでもなく能力系翼」
「そして貴様はガラスを溶かし足
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