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子虎迷走記
第11話 距離の縮め方 後編
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でたどり着く事はできない。
なので、二手に別れて一方は蟲を引き付け、もう一方が女王を叩く。

俺とレックスは迷わず女王を叩く方を引き受ける事にした。

レックスはいざとなったらシャルトスを使えば良いと言っていたが、そうじゃないだろ?

「ギャウ!」

「痛いっ!?」

レックスに猫パンチならぬ虎パンチを食らわせる。
いざとなったら俺がお前乗っけて逃げ切ってやんよ!

「ユエ……」

「ガウウ!」

「助太刀いたします」

「ああ、あんただけに苦労はさせられねえ」

ちょっ……俺、お前らまで乗せたらさすがに無理だぞ?
レックスに通訳してもらう。

「安心してください。速さには自信があります」

忍者だからか?

「俺は体力には自信がある。逃げ切れるさ」

同じ虎だし、大丈夫だよな?

と言う訳で、二手に別れた俺達は早速行動を開始した。

陽動組が派手な音や光を出してジルコーダを巣の外へと陽動し、その隙に俺達女王撃破組は女王がいる巣の最奥へと駆ける。

俺はレックスを乗せているため少し遅くなっているものの、一番速い。
スピードはヤッファが一番遅いがそれでも速いと思う。

俺達は途中で出くわした蟲達を瞬殺しつつ(主にキュウマが)巣の最奥に一直線に向かった。

そして……最奥の部屋へとたどり着いた。

VSジルコーダ&女王蟻

勝利条件:敵リーダー撃破 敗北条件:レックスorユエの戦闘不能

戦闘開始!

部屋の奥に一際でかい蟲が女王蟻。
しかし、数多くのジルコーダ達が残っている。

だが、俺達はそのまま突っ込む。
キュウマとヤッファがジルコーダ達を引き付けている間にレックスは俺に乗ってキュウマ達とは別の方向から女王蟻を狙う。

女王の攻撃は強力らしく、何べんも食らっていたらもたないのでささっと殺っちまおうぜ!と言った作戦だ。

所々あった毒ダルや火薬箱はキュウマがまるでソノラのように爆破しまくってジルコーダを倒していた。
さすが忍者汚い。

そしてヤッファは鉤爪の武器でジルコーダ達を切りまくっていた。
いや……正確には砕いていた、かな?
ヤッファさん、怖い。

で、肝心の俺はジルコーダ達を踏み台にしながら進んでいた。
体重をかけて踏み潰すだけでジルコーダは死ぬか戦闘不能になるからとても楽に進める。
レックスは俺達に飛びついて攻撃してくるジルコーダを斬っている。

なんだろうかこのメンツ、強すぎやしないか?
それともこの世界ではこれが普通なのかな?
まあ、今はこんな事を考えている場合ではないので女王に先制攻撃でもしようかね!

「ガウウ!!」

岩石落とし!!

「続きます!はぁっ!!」

女王が俺の落とした岩
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