暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンラインーツインズー
SAO編−白百合の刃−
SAO17-白の死神
[5/13]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
時間、あとは廃人以上の精神力でゲーム攻略の活動をしていた。
 何かに取りつき、機械のようにひたすら行動する私を見て、各プレイヤーからは、けして好かれるようなものではなかった。ある者は嘲笑し、ある者は恐怖し、ある者は嫌悪と、私を向ける視線は人それぞれだった。でも、周りの反応が良くも悪かろうが私の足が止まることなく、ゲーム攻略のためだけにひたすら前へ前へと歩き続けて行った。
 ある日、私が単独でボスモンスターを倒したことがきっかけになり、強力ギルドから問題視されてしまったこともあった。と言っても、倒したボスは大勢で挑むよりは少人数で倒したほうがいいボスモンスターで、攻撃力は高いが防御と敏捷性はかなり低かったから、私じゃなくても一人で倒せることは一応可能だ。その時、私の運が異常に強かったんだろう。でも、その異常な運のおかげで、人々が私を見る目は大きく変わったと言ってもいいくらいだろう。
 特に攻略ギルドで有名な血聖騎士団と聖竜連合からはかなり問題視されていた。私の身勝手な行動で、周りの人に影響を与えるほど、私の行動は異常だったために口出しされた。
 私は彼らの言葉を受け入れようとは思わなかった。それは、この時ばかりは精神的に疲れもあり苛立ちも異常だった。私は誰よりも皆のために考え、いち早くゲームクリアを目指しているのに、私の道に立ち塞がる人達はわかってもらえないと思っていたからだ。何故、攻略組はいち早く攻略しないのか、簡単だ。こんな世界になっても、悪くはないと思っているプレイヤーがいるから、誰もが早くアインクラッドの世界から脱出したいと本気で思っていない人がいるから最速で脱出を目指そうとは思わず、アインクラッドというゲームの世界を満喫していている人、もっと満喫したい人がいるから最速にゲームクリアを目指していない。
 私は自己嫌悪から、そんな思考を持つプレイヤーが嫌いになってしまった。
 ほぼ憎しみに似た負の感情が高まり聖竜連合と血聖騎士団と大喧嘩。聖竜連合の半数とデュエルをして、負けた人達には二度と口出しをしないように勝者の命令を突き出した。
 噂の狂戦士以上に異常なゲーム攻略、人との関わりを拒絶し、私に邪魔をすると、問答無用にデュエルで蹴散らすことを聞き付けたオレンジプレイヤーからスカウトされた。
 曰く、私は“こちら側”の人だからスカウトされた。はっきり言って、迷惑な話であり、一緒にしないでほしかった。何故なら、オレンジプレイヤーは平気で人殺しもできる外道だ。自分が少なくともおかしいとは思っているが、罪のない人々の命を奪うほど、人としてはまだできている方だった。
 スカウトを断った私は、オレンジプレイヤー達を一蹴した。命は奪うことはしなかったけど、二度と私に関わらないように痛めつけた。
 そのことからか、ゲームの世界に閉じ込められた人々から
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ