SAO編−白百合の刃−
SAO17-白の死神
[12/13]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
。
私は血聖騎士団の一員の前でも、私はそのクリスタルを取り出し、明滅するクリスタルをクリックすると、二度と聞こえないサチの声が聞こえた。
●
メリークリスマス、キリカ。
貴女がこれを聞いている時、私はもう死んでいると思います。もし生きていたら、クリスマスの前の日にこのクリスタルは取り出して自分の口で言うつもりだからです。
キリトとまた同じ感じになっちゃうな……やっぱ双子相手だと同じことを思っちゃうのかな?
ごめん、キリカ。キリトと同じようになっちゃうけど、私が伝えたいことを言うね。最初になんでこんなメッセージを録音したのか、説明するね。
私は多分、あまり長い間生き延びることはないと思うの。もちろん、キリトやキリカを含めた黒猫団の力が足りないとか、そんなことじゃないよ。キリカは口も性格も悪いけど、すごく強くて優しいし、励まされて、他の皆もどんどん強くなっているもん。
えっとねぇ……この間ね、仲良くしていた他のギルドの友達が死んじゃったんだ。私と同じくらいに怖がりで、全然安全なはずの場所でしか狩りをしなかった子なのだけど、それでも運悪く、一人の時にモンスターに襲われて死んじゃったんだ。
そのことを知ってね、いろいろと考えて私思ったの。
この世界で生きてくためには、どんなに回りの仲間が強くても、自分自身が生きようっていう意志が、絶対に生き残る気持ちがなければ駄目なんだって結論が出たの。
私ね、最初にフィールドに出た時からずっと怖かった。はじまりの街から出たくなかった。黒猫団の皆とは現実でもずっと仲良しだったし、一緒にいるのは楽しかったけど……狩りに出るのは嫌だった。そんな気持ちで戦っていたら、やっぱりいつかは死んじゃうよね。
それは誰のせいでもない、私本人の問題なんです。
キリカはぶっきらぼうで、口悪くても、いつも私のこと心配してくれたね。ううん、キリトや皆こと、いつも想っていたね。だから、私が死んだら、キリカはきっとすごく自分のことを責めると思うの。もしかしたらキリカみたい人は精神的に追いつめられて、自暴自棄になって怯えてしまうと思ったから、キリカもこれを録音して渡すことにしたの。
キリカのせいじゃないよ、悪いのは私なんだって、そう言いたいからなんだ。
あのね……私、キリカが本当はどれだけ強いか知っているんだよ。たまたまキリトのレベルを知った時、もしかしたらと思って、キリカが開いているウインドウを後ろから覗いたら、当たっていた。
どうして本当のレベルを隠して私達と一緒に戦ってくれるのはわからない。キリカは多分、キリトのことが心配だから合わせたんだと思うかな? 本当のことは、いつか自分から話してくれると思って、他の皆には黙ることにしました。
キリカもすっごく強いんだって知って嬉しかった。最初
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ