十話
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そう言ってラウラは試着室に入った。そんな基準でいいのだろうか?
「言っておくが俺には服のセンスはない」
「ううん、お兄ちゃんが好きかどうかだからいいの」
ラウラは普段の制服に戻り出てきた。
「そうか、ではレジに行こう」
※ ※ ※
その後ラウラと昼食を取ったり私服を買ったりと一日中買い物をした。その後ゆっくりと寄り道をしながら寮に帰ってきた。
「お兄ちゃん、今日は楽しかった」
「それはよかった。俺も楽しかったよ」
「また今度……いこ?」
「そうだな」
俺はラウラの頭を撫でながら、家族の温もりを思い出していた。もしかしたら家族を忘れていたのは俺なのかもしれないな。
○ラウラ視点
お、お兄ちゃんに頭を撫でられてる。自分の耳が恥ずかしさで朱くなるのを感じた。しかし、同時に例えようのない幸福感を感じる。もっとお兄ちゃんを知りたい……。
「お兄ちゃん……一緒に寝よ?」
「それは同じ布団で、ということか?」
こくりと頷いた。
「フム…………」
お兄ちゃんが思案顔になり考えている。大丈夫かな?凄くドキドキする。
「まあ……問題ないだろうな。構わないよ」
これでお兄ちゃんと寝れる。やった!!昼間クラリッサ大尉に聞いた通りだ。
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