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FAIRY TAIL 忘却の最期
第4話 潜入!エバルー屋敷
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たばっかりで家具もそろってないのよ。遊ぶもんなんか何もないんだから、紅茶飲んだら帰ってよね。」

ルーシィの表情はまだ険しく、かなり怒っているようだ。

「残忍な奴だなぁ。」

「あい。」

「紅茶飲んで帰れって言っただけで残忍って・・・」

ナツは何かを思いついて声を上げた。

「あ、そうだ!ルーシィの持ってる鍵の奴ら全部見せてくれよ!」

「いやよ!すごく魔力消費するじゃない。」

「ていうか鍵の奴らじゃなくて星霊な。」

「ルーシィは何人の星霊と契約してるの?」

「6体、星霊は1体、2体って数えるの。」

ルーシィの持っている星霊の鍵

普通に店で売っている銀色の鍵、星霊によっては多数存在している

時計座のホロロギウム、南十字座のクルックス、琴座のリラ

そして、黄道一二門と呼ばれる金色の鍵、これは世界で12個しか存在していない

金牛宮のタウロス、宝瓶宮のアクエリアス、そして巨蟹宮のキャンサー

「巨蟹宮!?カニか!?」

「カニー!!」

「うわー、またわけわかんないトコに食いついてきた・・・」

「ていうか食べるつもりか、キャンサーを・・・」

呆れかえるルーシィとラストだった。

「そーいえばハルジオンで買った小犬座のニコラ、契約するのまだだったな。」

「あ、ちょうどよかった!星霊魔導士が星霊と契約するまでの流れを見せてあげる!」

「おお!!」

突然、ナツとハッピーがヒソヒソ話をしだす。

「血判とか押すのかな?」

「痛そうだな、ケツ。」

「何で尻?」

「ていうか聞こえてますが・・・」

ルーシィは気を取り直して、小犬座のニコラの鍵を手にする。

「我・・・星霊界との道をつなぐ者、汝・・・その呼びかけに応え、(ゲート)をくぐれ!」

ルーシィが詠唱した後、鍵が光りだす。

「開け、小犬座の扉!ニコラ!!」

星霊が現れ、期待を膨らます二人

出てきたのは

丸っこい体に鼻・・・?角・・・?

顔に何かが生えている、一見犬に見えない星霊が現れた。

「「ニコラー!!」」

ナツとハッピーが驚き、ラストは何故か体がビクつく。

「・・・・・・ど、どんまい。」

「失敗じゃないわよー!!」

これは失敗ではなく、ちゃんとした星霊である。

ちなみに、ニコラだけでもかなりの数がいるという。

「あ〜んかわいい!」

「そ、そうか?」

「ニコラの門はあまり魔力を使わないし、愛玩星霊として人気なのよ。」

つまり、ペット専用の星霊だということだ。

「ナツ〜、人間のエゴが見えるよ〜」

「やっぱり怖いなルイージ」

「ルーシィですけど。」


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