暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはStrikerS 〜Ex【,Us】〜
Prologue
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かかります。いまはそう……ひとまず様子を見ましょう」
「騎士はやてには話しておいたほうが良いのでは?」
カリムの補佐を務めるシャッハ・ヌエラはつい先ほどまでいた者の席に視線を移す。
温かかった紅茶の湯気は少しだけ弱くなっている気がした。
「私たちの解釈で正解ならば、まだ始まってすらいません。焦りは全てを狂わせます。今はただ、見守りましょう」
「…………騎士カリムの仰せのままに」
口から出かけた言葉をシャッハは留める。テーブルに纏められた【預言者の著書】の隣に裏返しで置かれた一枚の【預言者の著書】はこの日、最後までそれが表になることはなかった。
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