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お屋敷話
性癖差別といじめの因果関係
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笑いながら『ねえ、何でこんなことするの?ねえ何で?教えてよ……教えてよおおおおおおおお!!!!!!』って――――」
「それってもうホラーの領域じゃないですか!その子もう手遅れですよ!壊れてますって絶対!精神病院に直行ですよ!」
 ちょっと想像してしまった夜月は、がたがたと震えながら言いました。
「あとはもう……ドMになるくらいしか思いつきませんね」
「最終的に落ち着く結論がそれですか!?その子はさっきのとはまた別の意味で手遅れですよ!」
「お嬢様!人の性癖を手遅れだなんて失礼じゃないですか!?そういう差別からいじめが始まるんですよ!?」
「す、すみません……って、ドMの人にはむしろご褒美じゃないんですかそれ!?」
 この後も紆余曲折ありましたが、最終的には夜月の怒鳴り声(というかツッコミ?)を聞きつけた朝陽以外の使用人たちに怒られ、夜月は自力で作文を書きあげました。
 今日もお屋敷はにぎやかです。
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