ターンEX 鉄砲水と光、光、光
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い甲冑に身を包み、より重くなったその体を持ち上げるために翼がもう一回り大きくなる。
レッド・デーモンズ・ドラゴン/バスター 攻3500
「受け取りな。バスターでもう一度攻撃………エクストリーム・クリムゾン・フォース!」
より勢いを増した破壊の一撃が、キラー・ラブカの守りを失いなすすべのないナイトメア・シャークを消し炭へと変えた。その時の衝撃波で浜辺の砂が派手に舞い上がり、すぐ横にいたユーノの体も爆風に吹き飛ばされていく。
レッド・デーモンズ・ドラゴン/バスター 攻3500
→No.47 ナイトメア・シャーク 攻2000(破壊)
ユーノ LP4000→2500
「くーっ、さすがに効くな。でもまあ、おかげで目が覚めたぜ」
「はっ、そりゃどうも、だ。ターンエンド」
実際、今の攻撃で彼はだいぶ目が覚めた。たった1ターンで最上級モンスターを出すことができるこの高速環境。これこそが彼のいた世界なのだ。このスピードに適応しなければ、待っているのは敗北のみ。
「ドロー、手札から爆征竜−タイダルの効果を発動。このカードと手札の水属性モンスターを墓地に送ることで、デッキのモンスター1体を落とすことができる。竜宮の白タウナギを使って、デッキの超古深海王シーラカンスを墓地に送るぜ」
ひとたび本気を出せば、どこまでも回り続ける。例えデッキ枚数が規定ギリギリでセオリーガン無視であろうと、彼はこのデッキを使い続けていた。だからこそ、どこでどう動かせばいいのかはすべて知っている。
「魔法カード、死者蘇生を発動。俺の墓地から、今墓地に送ったシーラカンスを蘇生させる」
超古深海王シーラカンス 攻2800
「シーラカンス………悪いな、その特殊召喚にチェーンして手札から増殖するGの効果を発動。相手が特殊召喚したことで、カードをドロー」
黒く光る、不気味な動きの小さな影。Gと一般的に呼称されるそれがシーラカンスの体から飛び立ち、富野のデュエルディスクに吸い込まれていく。その様子にユーノばかりか使い手の富野までちょっと表情を硬くしていた。なにしろ、このまま特殊召喚を行わずにターンを終えたらただのジリ貧になるので、ユーノとしては嫌でも展開を行わなければならない。だがそうする以上、2人はこの光景を何度も何度も繰り返し見せつけられるのだ。
「そ、それで俺の展開を止めたつもりか?上等。もう仕留めるルートは見つかってるんだ、俺が勝つのとお前がバトルフェーダーあたりを引くの、どっちが早いか見せてもらおうじゃねえか。手札を1枚捨ててシーラカンスの効果発動、魚介王の咆哮!デッキからレベル4以下の魚族を、フィールドに出せるだけ特殊召喚する!来い、俺のモンスター達!」
「この一斉召喚はあくまでも1度に行う
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