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落ちこぼれの皮をかぶった諜報員
 第13話 夏休み―― そして追試
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睨んでくるの!?」
「黙りなさい、下等生物、いえ、fucking human」
「……………………」
(佐々木、冗談でも女の子がそんな事を言ったらだめだよ……いや、今のって冗談なのか?割と真面目な顔をしていた気がするけど……)


「そういえば僕ってどれくらい寝てたの?」
「勇人君……実は昨日…………夏休みに入ったんだよ…………」
ん? 夏休み? 


「え………何? 聞こえなかったよ、もう一回行ってくれる?」
「だから……勇人君が運び込まれて……そのまま……夏休みに入って…………」
「…………………………」


「ええええええええええええ!!!!!! マジで!? 僕ってそんなに寝てたの!?」
どうやらさっきの間宮の言葉は冗談ではないらしい。


「おまけに中間考査も受けてないから、追試が待ってるぜ。あ、でも天原なら補修も付いてくるな。お前、高校の範囲は愚か、中学や小学レベルの問題も怪しいからな」
「え!? そうでしたの!? なるほど、それじゃ活躍しても武偵ランク定期外考査を受けられないのも納得ですわ」
火野が僕の学力を暴露し、それに納得した島が僕を見下す顔で見てくる。く……反論できない……。


「…………」
(仕方ないじゃん……小学校に通うなんて充実した生活なんて送ってなかったんだから……)


それより、マジかぁ……。追試と補修とか……。


「そんな事より勇人君!! 今度、皆で旅行にいこうって話しになったんだけど勇人君も行けるかな?」
突然、間宮がそんな話しをしてくる。旅行か〜確かに行きたいな。


「う〜ん。追試と補修があるからな〜でも早く終わらせることができれば行けると思うよ」
「ちっ」
佐々木が舌打ちしてくる。なんでや……。


「ほんと!? 良かった〜これで全員行けるね!!」


その後、旅行に必要な物を買おうということになり、詳しいことはまた後日話し合うことにして解散した。






皆が帰り、日も完全に沈み――


「ふむ、これなら明日にでも退院できるでしょう」
「本当ですか!?」
「ああ、しかし、君が運び込まれた時には目を疑ったよ。なにをどうしたらあんな状態になるのかね?」
「まあ、色々とあったんですよ」
「そうですか……」






翌日――


無事に退院して、今から追試を受けに行く所だ。






「では、始めてください」






国語
@ 次の漢字の読みを書きなさい。 @蜆  A天照大神 

(こんなもん分かるかああ!!!)



        回答 知らんがね  回答 てんてるだいじん







数学
@ 図の台形は
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