青年時代前半
第三話 大勝ち
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ても今は持ち運び不可なので、後でカジノの人たちが親切にも私の泊まっている宿に運んでくれるとの事だった。
それはいいとして、カジノで勝ちすぎてしまったせいで周りからの注目がすごい事になっちゃったから慌てて宿屋に退散した。
なんかもう今日は疲れたので寝ます。おやすみなさい。
翌日。
宿屋に届いた戦利品の中で何が必要で何が必要じゃないかを考え、使う機会の少なそうなキラーピアスとメガンテの腕輪を全部売却したら所持金が42250Gとすごい事になった。(ついでにアニタさんに驚かれた)
その後私は、服や道具袋、装備などを買い揃えた結果私の装備はこうなった。武器:グリンガムの鞭、盾:うろこの盾、鎧:鉄の胸当て。
とりあえず今の自分の実力を確かめるために草原に出、魔物との戦闘を繰り返す。最初は鞭の扱いに慣れなくて苦労したけど使っていくうちに少しずつ慣れていった。
こんな調子で数日間レベル上げをしていって、この日も私はレベル上げに出た。
もうこの辺の敵は大体狩りつくしたから少し敵が強いエリアに行こうか。
「ま、大丈夫だと思うけど」
魔物にやられることなんてない。その時私は自分の力を過信していた。グリンガムの鞭があるし、呪文も使えるし、戦闘慣れはしているから心配ないと。
そして私は現実というものをその肌で感じさせられる事となった。
「きゃっ!」
ベビーニュートの不意打ちに転んでしまった。私はすぐにメラを唱えベビーニュートを倒す。しかし他にも魔物はいた。
魔物達が、襲いかかってきた。バギ、ギラといったグループ魔法で相手を倒し鞭で薙ぎ払ったがまだ敵は出てくる。
この世界に来て初めてこれはRPGではなく命がけの戦いである事を知った。魔物は倒しても倒しても切りがなく、私がいる場所は、オラクルベリーからは離れてた。絶対絶命。その時だった。
横合いからチェーンクロスの一撃が放たれ、ホイミが私にかけられた。
「大丈夫か!?」
チェーンクロスを装備した青年が私に尋ねた。何とか私は頷く。
「よし。それじゃあさっさと倒しちまおうぜ、アベル!」
「ああ。ヘンリー」
私にホイミをかけてくれたアベルという名の青年も戦いに加わり、あっという間に魔物の群れは2人によって退治された。
「助けてくれてありがとう!」
私は立ち上がると2人に礼を言った。
「何、いいってことさ。とりあえずこの辺りの魔物は強いからオラクルベリーに戻るぞ」
こうして私はアベルとヘンリーに守られてオラクルベリーへと帰還した。
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