暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D 新訳 更新停止
第3章
月光校庭のエクスカリバー
第64話 聖剣と戦います!
[1/7]

[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話
「では、始めようか」
「ウフフフ」
「………」
俺達は現在、旧校舎から少し離れた開けた場所にいた。
あの後、怒り心頭の千秋や木場に売られた勝負をゼノヴィア、ライニー、イリナの三人が買い、木場、千秋、イッセーの三人と対決する事になった。
対戦カードは木場とゼノヴィア、千秋とライニー、イッセーとイリナと言うものだ。
「良いんでしょうか?勝手に教会の者と戦うなんて?」
「……これはあくまで非公式の手合わせよ」
副部長の問いに部長が答える。
教会側の三人がローブを脱ぎ捨てる。
通常の悪魔払い(エクソシスト)達が着ている神父服やシスター服ではなく、戦闘用と思われる服を着ていた。
「上にバレたらお互いマズイわね!」
そう言いながらも結構ノリノリなイリナは腕に巻いている紐を掴む。
紐は形状を変化させ、日本刀の形になった。
(あれが擬態のエクスカリバーの力か…)
かなり汎用性が高そうであった。
「殺さない程度に楽しもうか」
ゼノヴィアの持つ剣の布が取り払われる。
破壊の名前に恥じない様な破壊力重視と思われる刀身が太い剣が現れた。
さて、イリナとゼノヴィアが自分達が持つエクスカリバーを使うのに対し、エクスカリバーを持たないライニーは一体どういう戦いをするのか?
だがライニーは一向に何か武器を持とうとする様子が見られなかった。
「……素手なの?」
千秋も怪訝に思ったのか質問をする。
「いや、俺もちゃんと自分の得物はあるぜ。ただ必要が無いだけだ…」
「……そう。それで良いなら気にしない。……私は全力でやる…」
そう言い、千秋は懐から二つの指輪(リング)を取りだし、左右の手の中指にそれぞれ填める。
「?明日夏、あの指輪は?」
部長が千秋が身に付けた指輪(リング)が気になったのか、俺に聞いてきた。
「見てた方が早いと思います」
俺がそう言うのと同時に千秋は左手を下へかざすと、指輪(リング)の宝石部分が光り、千秋の足下に魔方陣が現れた。
魔方陣はそのまま千秋の全身を通過して消える。
が、この場にいる者の視線は魔方陣よりも千秋の方に集中していた。
なんせさっきまで学園の制服だった千秋が別の服装に変わっていたからだ。
その服装は以前、部長とライザーの婚約パーティーに乗り込んだ時に着ていた戦闘服であった。
「とまあ見ての通り、手軽に戦闘服に着替える為の特殊な指輪(リング)です」
まあ、戦闘服に限らず、いろんな服でも使えるがな。
原理は指輪(リング)の宝石部分に使用時に着替える服を量子化させて保存、後は使用時に今着ている服を同じく量子化させて交換すると言うものだ。
洋服交換指輪(ドレス・チェンジ・リング)と言う名で、一部の賞金稼ぎ(バウンティーハンター)でも使われている。
「なるほど、もう片方の指輪の力もだいたい想像で
[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ