第一章・その名は邪王真眼 小鳥遊六花(高校一年間)
第七話
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わった人です。」
「確か“無限の剣製”や“王の財宝”が流行る前に流行った能力じゃったか?」
「ええ。とはいえ、ある意味その二つよりも厄介かもしれませんが。」
「そうじゃな・・・」
奴の能力の詳細を思い出し、真に同意する玄であった。
JHR地下基地。ここはACトレインのようなヒカリアンや列車に変形するトランスフォーマーだけでなく、派遣転生者および改心した転生者達の基地になっていた。
「さて、皆集まってくれたな。」
ここの責任者であるACトレインが台に乗って挨拶をする。
「今回の集会だが、ボリスから皆に伝えたい事があるらしい。」
ACトレインがそう言うと、ボリスが前に出た。
「今回、皆に伝えたい事は俺が個人的に気になって、サウンドウェーブに調べてもらった事だ。」
「個人的に?そんな事を何でわざわざ・・・」
ボリスの言葉に六花は疑問を感じる。瑠奈もまた首を傾げていた。すると、彼はこう答える。
「それは、調べた結果全員に伝えるべきと判断したからだ。サウンドウェーブ、後は頼む。」
「分カッタ。」
ボリスが下がり、サウンドウェーブが代わりに前に出た。
「今回、皆ニ知ラセタイノハコノ二人ニツイテダ。」
エフェクトのかかった特徴的な声で彼がそう言うと、空中にホロスクリーンが映し出された。さらに、そこへ二人の少女の顔の画像が映し出される。
「「「えっ!?」」」
それを見て六花、メイ、そして瑠奈の三人は驚愕した。ホロスクリーンに映し出されたのは彼女達のクラスメイトの『丹生谷森夏』と『七宮智音』だったのである。
《六花Side》
「これはどう言う事だ!!」
私はボリスとサウンドウェーブに向かって叫んだ。意味が分からない。何故ここで丹生谷と七宮の話が出るなんて。
「実は、この二人の特徴の一部が俺が生前読んでいたラノベの主要登場人物と似ていてな。気になったから調べてもらったんだ。」
ボリスがそう答えると、サウンドウェーブがその続きを話す。
「調ベタ結果、コノ二人ハ裏ノ活動ハ一切シテイナイ事ガ分カッタ。」
「なら、どうして!」
「ダガ、身内ニツイテ調ベテミタラアル名前ガ出テ来タ。」
「ある、名前・・・?」
「『夏目直貴』。ソレガ丹生谷森夏ノ母方ノ祖父ニシテ、七宮智音ガ『螺旋ノ魔術師』ト呼ンデイタ男ノ名前ダ。」
「「「夏目直貴だって(だと)!?」」」
すると、転生者の何人かが夏目直貴の名前に反応した。その中にはNダガーの姿もあった。
「知ってるの、Nダガー?」
「ああ。『アスラクライン』と言う作品の重要な登場人物の一人だ。もし、その夏目直貴が我々の知る者と似たような
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