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東方変形葉
変化と不変の入り乱れ
東方変形葉13話「ドリアンの恐怖・・・じゃなくって、永遠亭の愉快な仲間たち+α」
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「師匠、連れてきました!!」
「うぅ〜、おなかいたいぃ〜。」
「姫様、この子が作った薬です。何かあったらこの子に言ってください。」
待て!作ったわけでもないし、すごい責任転嫁をしてきた!!しかも真顔で!!
「わかったわ〜・・・」
わかんな。頼むから。
「んぐっ・・・あら?お腹痛くない。」
「でしょう!?」
でしょうじゃない。責任転嫁からさらに一転、私が作ったといわんばかりだ。手のひら返しを何回するつもりだ?
「さすが永琳ね!!えーりん!!」
もうどこから突っ込めばいいかわからなくなったわ。おお怖い怖い。
「ふむ、この変化ができるのならあれもできるかも・・・」
「あれって?」
「そう。言うなれば、精神治療の薬よ。」
「・・・ごめん、まだ人の心とかを操るような変化はまだ操れないんだよ。今それの修行をしているんだけど、なかなかうまくいかなくて。」
そう、心を操るほどの力も感覚もない。
「あら、そうなの。じゃあここにきて修行するといいわ。ここなら兎もたくさんいるし、精神をいじることができる鈴仙もいるから、きっといい修行になるでしょう。」
「そうなんだ、じゃあそうしようかな。」
「よろしくね、裕海さん。」
鈴仙が微笑んでくれた。
「薬師さん、私はどうすればいいの?」
メディスンは、しばらく自分の周りをうろついている人形に話しかけていたが、我に返って永琳にやることを聞いた。
「う〜ん、あなたはあらゆる毒を操れるわよね?」
「うん、ある植物毒で人を操ることもできるよ。」
なにそれ、怖っ!?
「なら話は早い。鈴蘭だけでもいい薬は作れるけど、それならもっと心強いわ。必要になったら呼ぶから、その時はてゐに送迎を任せるわね。」
「うん、この因幡の素兎におまかせあれ!!」
因幡の素兎・・・あっ日本神話の!
「てゐってあの兎神だったんだ。」
「うん。以前、大穴牟遲神様に助けられた、あの素兎様だよ。」
「へ〜、日本神話は前に読んだことがあるからよく知ってるよ。」
「じゃあ、2人とも今日はもう遅いから帰りなさい。もう外は暗いわよ。」
外は確かに、もうかなり暗かった。
「え?もうそんな時間?」
「あ、伝えられてなかったの?裕海は約六時間気絶してたんだよ?」
「えっ!?そ、そーなのかー。じゃあメディスンは俺があの丘まで送るよ。」
「うん!」
「うどんげ、あの子たちを玄関まで案内しなさい。」
「はい。」



鈴仙に別れを告げ、スキマを開く。そして無名の丘でメディスンと別れ、俺の家に戻ってきた。のはいいんだが・・・
「ただいまくさっ!?」
なぜか大量のドリアンが部屋にどっさりと積まれていた。そのため、鼻が曲がるほどくさい。紫の仕業か?
「ハローくさっ!?」
「え、紫が積んでいったんじゃないの?」

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