変化と不変の入り乱れ
東方変形葉13話「ドリアンの恐怖・・・じゃなくって、永遠亭の愉快な仲間たち+α」
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味こそは美味しかったが、あの臭いはしばらく部屋に充満していたので、さすがに耐えきれなかったので臭いを消滅するように変化させた。そういえば永遠亭と冥界には配達以来足を踏み入れていないことに気が付いた。宴会のことを伝えた時はスキマ越しだったから、足をつけてはいなかった。というわけでどっちかに行こう。そうだな・・・じゃあ永遠亭に行こうかな。スキマを開いてその中に入る。
―永遠亭―
大きな屋敷に着いた。後ろにある竹林は、かなりめんどくさい構造になっている。そういう時にスキマがあるというのは、便利なことだ。あれ?誰かの足音が聞こえる。
「あれ、てゐとメディスンじゃないか。」
「あっ裕海だ〜っ!ひさしぶりだね〜!」
「ああ、3日ぶりだね。」
宴会から三日。みんな二日酔いになっていたが、もうすっかり治ったようだ。
「裕海、永遠亭に何か用かい?」
「いいや、そういえば全く来ていないなとおもってね。メディスンは何しに来たの?」
「ここの薬師さんが私の毒を必要にしてるんだって。」
ああ、きっと毒かな?種類にもよるが、毒は薬を作るうえで重宝させるらしい。
「あ、そういえば師匠は人形師もいつか連れて来いと言ってたからちょうどいいね。いらっしゃい、裕海。」
「ああ、じゃあ早速上がらせてもらうよ。」
「あ、そっちは・・・」
「うわあああああああああっ!?」
深い穴にはまり、予想外の出来事に意識を手放した。
「1ケ月かけて作った10メートル落とし穴があるの・・・」
「わあ〜っ!?早く助けないとっ!」
「あ、気を失ってる。さすがに体は人間だったのね。」
「う、うう〜ん・・・」
「あ、気が付いたかしら?ごめんなさいね、うちのてゐが迷惑をかけちゃって。」
俺が寝ている横に、・・・どこで売ってんのその服と聞きたいくらいおかしな服を着ている永琳がいた。なにさ、あの赤と青の服は。
「あ、ああ、薬剤師さん。いや、気にしてないから大丈夫だよ。」
「そう、ならありがたいけど。気絶していただけだから寝かせただけよ?何か体に異常があったら言ってちょうだい。」
「ああ、ありがとう。」
まあ、服のことは置いておこう。
「それで、少しあなたに話があるのだけど。」
「ん?何?」
そのとき、障子が開いた。誰だろう。
「あっ裕海さん。起きたのね。」
「ああ、鈴仙か。」
「ちょっとうどんげ?空気ぐらい読んでから入りなさい。」
「いやいやいや、無茶を言わないで下さいよ。ああ、あの話をしようとしていたのですか?」
「そうよ。で、その話なんだけど。」
そのとき、また障子が開いた。
「あ、ゆ〜うみ〜、もう大丈夫なの?」
「あ、メディスン。もう大丈夫だよ。」
「・・・こほん。それで話というのは・・・」
そのとき、またまた障子が開いた。
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