暁 〜小説投稿サイト〜
インフィニット・ストラトス〜IS学園に技術者を放り込んでみた〜
本編
第29話「彼女の名は…」
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ことかな?
「今から食堂に向かうのか?」
「やめといた方がいいわよ。今行っても揉みくちゃにされるだけよ」
「ん〜ん〜、違うよ〜。今日は晴れてるから外で食べるんだ〜」
あ、そっか…外で食べるってのもあったか
だったら…
「なぁ、のほほんさん。俺たちも一緒にしていいか?」
「ちょっ一夏!?」
「く、空気読もうよ…」
は? 何がだ?
ご飯は皆で一緒に食べた方がいいだろう?
「((((ダメだこいつ……))))」
「ん〜……多分大丈夫だと思うよ〜」
「そっか、なら一緒させてもらうぜ。いいだろ皆?」
「布仏さんがいいと言うのでしたら」
「一緒させて貰うわ」
「ごめんなさい、布仏さん」
「いいよ〜。ご飯は皆で食べた方が美味しいもんね〜」
やっぱのほほんさんもそう思うよな!!
「「「「はぁ…(この鈍感は……)」」」」
何だよ。皆して溜息吐いて
のほほんさんに連れられること数分。
学校から少しばかり離れた場所へと着いた。
「へぇ、結構いいところじゃない」
「学園にこんな所がありましたのね」
案内された場所は辺りには木が立ち並んでおり、木の葉からさす光や風に揺られて奏でる音がより落ち着きを感じる。
こんないい場所、学園にもあったんだな。
ただ、校舎から少しばかり離れているのがネックだけど…
「よく知っていたな布仏」
「ここはね〜お姉ちゃんが教えてくれた(お嬢様のサボリ)スポットなんだ〜」
「へ〜、そうなんだ」
何か今伏線があった気がするが気にしないし、自作のベンチなんかも見えないぞ。
「それで、布仏さんのお友達はどこにいらっしゃいますの?」
「えっとね〜……あ、いたいた。かんちゃ〜ん!!」
セシリアに言われて辺りを見渡すのほほんさん。
暫くすると目的の人を見つけたのかそっちに走っていく。
俺たちも彼女の後を追っていくと、レジャーシートに座る水色の少女が居た。
のほほんさんの声に気づいたのか、待っている間読んでいたであろう文庫本を閉じ、こちらに振り向いた。
「……本音、遅い」
「ごめんね〜」
「はぁ…」
相変わらずのマイペースだなのほほんさん。
ってそう言えばこの人って確か――
「ああ!? あんたあの時の!!!」
「…誰?」
「転校生のリンリンだよ〜」
「?」
それじゃあ解らないって…
「あ、確か侵入者を討伐されるときにご一緒だった」
そう、彼女はつい先日起きた襲撃事件のとき、セシリアと一緒に援軍として急遽駆け付けてくれた一人だ。
もっとも、そのことを聞いたのは事件が終わったあとのことで、彼女の素性も結局聞けずじまいだった。
「……久しぶり?」
「え、ええ、お久しぶり
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