胃に優しくないランチタイム 前編
[5/5]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
ええええええええええええええええええええええええええ!!」
何度か近場の飲食店は巡ってみたが、隠れた名店と呼べるような場所は無かったな。これはマドカの言う店に期待してみよう…
「てめぇら無視してんじゃねええええええええええええええええええええええええええ!!」
「うるさいぞ阿呆専門」
「どうしたんだ阿呆専門」
「阿呆専門って何だあああああああああああああああ!?」
脳内メーカーに自分のコードネーム入れて自身の四字熟語チェックしてみりゃ分かる。それにしても騒がしい野郎だ…別に後で行くか先に行くかの違いだろう…?
「いや、何でナチュラルに俺が独りになることが確定してるの!?」
「私がお前と一緒に行く訳ないだろ」
「んな殺生なこと言わないでよマドカさん!!」
「気安くその名前を呼ぶな、気持ち悪い」
「……セヴァス君、エムさんが冷たいです…」
「オランジュ、お前にセヴァスって呼ばれた瞬間に鳥肌が…」
「お前らって実は俺のこと嫌いだろ!?」
そんなこと無いって。でもこの呼び名ってマドカにしか言われ慣れてないから、他の奴に呼ばれるとちょっとアレなんだよ。
マドカの場合は…そう呼ばせたい相手と呼ばせたくない相手が居るらしい。マドカの素性を知っているスコールの姉御はあえて『エム』と呼んでいるが、オータムとかはどうなんだろうな?
「いやオランジュの場合、名字で呼ぶならまだしも下の名前で呼ばれるのは嫌…という感覚に近い」
「納得した」
「……もういいよ、お前ら。さっさと行ってきやがれ…」
そう言って影を落としながらパソコンに向き合い始めたオランジュ。ちょっとからかい過ぎたかもしれないが、俺達3人が揃うとこんなやり取りになるのはいつものことだ。
「で、その店の名前って何なんだ?」
「あぁ…えっと、確か……」
―――五反田食堂
何か聴いたことあるような…?
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ