胃に優しくないランチタイム 前編
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突然セヴァスの装置が輝きだしたと思ったら体に電流が走るような感覚に襲われ、サイレント・ゼフィルスが強制解除されてしまった。しかも強制解除され、待機状態になったゼフィルスはいつの間にかセヴァスの手に収まっていた…
「な、何なんだそれは!?」
「ほら、お前ら今度の秋頃に織斑一夏と接触するんだろ?その時に使ってほしいんだと」
便利と言えば便利かもしれないが、そんな物が無くとも自分の実力ならば奴を瞬殺できると断言できる。技術班には悪いが、本音を言えば無駄なものを造ったなと言っ……
「さぁて、十六連コンボの時間でーす」
―――目の前で指をベキベキ鳴らしながら言わないでくれ…本当に怖いから……
「ちょ、待てセヴァス!! 私が悪かった、だから少し落ちつ…」
「お祈りは済ませたか? 遺書は書いて来たか? 墓標の手配はしといたか? 葬式は和式でOK?」
「聞 い て !!」
待て待て待て待てぇ!! いくら自業自得とはいえセヴァスのパンチだけはああぁぁぁあぁ!!
―――ゴソッ…
「痛ってえぇ…」
「ッ!!」
突如塞がる視界…どうやら、いつのまにか床で気絶していたオランジュの後ろに逃げていたらしい。そして、タイミングがいいのか悪いのか、奴は迫りくるセヴァスの拳と私の間で立ち上がってしまい…。
「……アーメン…」
「へ?」
セヴァスの拳は吸い込まれるようにオランジュのボディーへと進んでいき…
―――ズドオォン!!
「がぺらてとらッ!?」
「「……あ…」」
オランジュ、本日二度目のブラックアウトである…。
◆◇◆◇◆◇◆◇
「冗談抜きでお腹と背中がくっつきそうになったぜ…」
「「……すまん…」」
この短時間で二回も意識を刈り取られる羽目になったオランジュ。数分後、どうにか起き上った彼の顔色は明らかに悪かった…。
でも、よく考えたら俺が飢え死にしかけた原因の一人だから別にいっか…
「で、お前は何しに来たんだよ…」
「ん、私か…?」
そういえばそうだ。今度はいったい何をしにきたんだろうね、こいつは?この前の謝罪…では無いだろうな絶対に……何が『この前はやっちゃった♪テヘッ♪』だ…。
ま、ちゃっかりその瞬間を部屋のカメラが撮らえているんだが。今度、スコールの姉御に送ってやろうかな…。
「近いうちに『銀の福音(シルバリ
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