胃に優しくないランチタイム 前編
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っ!! いきなり顔面キックって…!!」
「じゃかましい!! 人様の食糧食うだけ食って帰っといて、どのツラ下げて来やがった!?
「世界最強のツラ(ドヤァ)」
「死ねええええええええええええええええええええええええええええええ!!」
流石にこれだけ時間が経っていれば、ほとぼりも冷めているだろうと考えていた私が甘かった。コイツのアジトに来た瞬間に開口一番で謝罪したのだが、そんなのお構いなしで顔面キックを放ってきたのだ。
咄嗟にしゃがんで避けたら頭上の方で『メシャアッ!!』という音がしたが、気にする余裕なんて無かった。多分オランジュだと思うが確認する前に、セヴァスが次の一撃をくり出してくる!!
「マアアァアァァドオオオォォォォオォカアアアァァァアァァア!!」
「お…落ち着けセヴァス!! 私が悪かっとぅおあ!?」
いかん、マジでいかん。やはりガラにも無く『テヘぺロ♪』で謝ったのがいけなかったか…
「それを真面目な謝罪と本気で思っているのなら病院行きやがれええええええええええええええ!!」
「ぬおっ!?」
私が避けたセヴァスの拳は床にヒビを入れた…本人曰く、ここはC4爆弾が爆発しても無傷で済む部屋らしいが、それが本当ならコイツのパンチの威力は改めて洒落にならない…。
はっきり言ってセヴァスと素手で殴り合ったら勝てる自信は無い。私はそれなりに格闘センスもあるし、ナノマシンを投与しているのでそんじょそこらの輩には負けない。が、セヴァスの場合は話が別である…
「えぇい、いい加減にしろ!!」
「あ、テメッ!! ISとか卑怯だぞ!?」
やむを得ず、私は『サイレント・ゼフィルス』部分展開させる。流石にIS専用のレーザーライフルを向けられたら、セヴァスも動きを止めた…
「ふぅはは〜!! 跪け、命乞いをしろ!!」
「ム○カかよ…」
セヴァスには悪いが、頭を冷やしてくれるまでコレでどうにか耐えさえて貰……ん?何だ、その懐から取り出した変な四脚装置は…?
「うちの技術班が試作品を送ってくれたんだ、護身用に…」
「ほう…」
「何でも、“相手からISを奪う”装置らしいぞ?」
「……え…?」
今、ちょっと耳を疑う言葉が聴こえたんだが?と言う暇も無く、セヴァスはその怪しげな装置をゼフィルスの展開部分にくっつけた。そして…。
「『バル○』!!…じゃなかった、『剥離剤』!!」
「な!?ぬわあああああああああああああああああああ!?」
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