暁 〜小説投稿サイト〜
遊戯王GX 〜ずっと俺のターン!!パーミッションの力〜
エピソード2 〜覗き事件!?〜
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「うへぇ、酔った〜。きもぢわるい…」

現在、デュエルアカデミアに向かう船の上。そこで凛は思い切り船酔いして、ダウンしていた。

「あ、あの〜?大丈夫?酔い止めいる?」

「全然、大丈夫じゃない……です……ゴクゴク、ぷはぁー。ちょっとは良くなった…と思う。ところで、君は?

「あ、自己紹介まだだね。私は鳥野風香。オベリスクブルーだよ。」

「俺は神谷凛だ。風香と同じブルーだよ。」

「あ〜、凛君って、デッキ破壊やった人か〜。すごいよね、あんな勝ち方しちゃうなんてさ。」

「まぁ、あれは半分は運だよ。実際に手札にメタモルポットがこなきゃ何もできないからね。」

『御主人、呼びましたか〜?キヒャヒャ』
おまえはお呼びじゃないから!あと、その気持ち悪い笑い方をやめろ!さっさと戻れ!と念じておく。すると、メタポは気味の悪い笑いとともに消えていった。
ホントにあいつ邪魔だな……あのデッキ使うのやめようかな…


「ところでさ〜、凛君って可愛いよね。あと、凛って名前も女の子っぽいし。」

グサッ

こ、この子、一番言ってほしくないこと言ってくれたよ。しかも、不意打ちかつ的確に。初対面の子にこんな事言われるなんて……もう立ち直れません。

「え?凛君、どうしたの!?まさか、気にしてた!?ごめん!ホント、ゴメン!」

やっぱ、俺って女の子っぽいのかな?黒髪、短髪、黒色の瞳。完全な日本人男子。身長は160cmちょい。これも平均的。どこに女の子っぽいと言われる要素があるかって?顔です。俺の母さんは、昔アイドルとか女優をやるほどの美人で、父さんもイケメン。で、その二人のDNAを受け継いで、しかも母さんの血を多く受け継いだため、美少年というか、むしろ美少女より。そのせいで、「可愛いね」やら、「女の子っぽい」と言われたり、この世界に来てから白ねぇと一緒に洋服屋に入った時に店員のお姉さんに「可愛い"姉妹"ですね。」とか言われてショック過ぎて、熱出したし。しかも、その後に白ねぇが女性用の服を着させようとしてくるし。もうホントさんざんだわ〜。あ〜、これからの学院生活が不安でしかない。やっていける気がしない………

「なんというか、大変だね。めげずにがんばって。」

え?

「え?気づいてなかった?声に出てたよ。」

「ど、どのへんから?」

「ん〜と、母さんがどうたらこうたらのへんから。」

「もうほとんど全部じゃん!じゃあ、黒歴史も聞かれたじゃん!もう、ヤダ……死のう……」

「ちょっと待ったぁぁぁ!なんでそうなるの!」

「黒歴史聞かれたし、もう俺の心のライフはゼロだよ……」

「いやいや、早まっちゃダメだって!楽しいのはこれからだって。黒歴史だってすぐに忘れられるから!」





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