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FAIRY TAIL 忘却の最期
第3話 火竜と猿と牛
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その直後

「やっと追いついたぁぁぁぁぁ!!」

ナツとラストが巣を見つけ向かってきていた。

「ナツ!ラスト!」

「無事かルーシィ!」

「マカオは何処だぁぁぁぁ!!」

バルカン向かって駆けていくナツ

しかし

「あがっ!?」

氷で足を滑らせ、壁にぶつかるまで勢いよく転がった。

「えええ!カッコ悪っ!?」

「てか普通に出てこれないのかよ・・・」

ルーシィとラストが呆れている中、ナツは目的を忘れていなかった。

「オイ猿!マカオは何処だ!?」

「ウホ?」

「言葉わかるんだろ?マカオだよ、人間の男!」

「男?」

「そーだ!」

バルカンがナツに気を取られている内にルーシィは隣にいたラストの後ろに隠れる。

「どこに隠した!?」

「うわー、隠したって決めつけてるし!?」

ナツのぶっ飛んだ発言にツッコミをいれるルーシィだが

ラストは嫌な予感がしていた。

「待て、大体からマカオさんは・・・生きてるのか?1週間も音信不通だったんだぞ?」

「あ、てことは・・・(マカオさんはもう・・・)」

ラストとルーシィの悪寒を余所に

「ウホホ。」

バルカンがナツを手招きしていた。

「おお、通じた!」

バルカンが指差す方へ向かうナツ

「マカオ何処だ!」

ナツが洞穴から乗り出した直後

バルカンに突き飛ばされ崖から落ちていった。

「おおおおおおおぉぉぉぉぉぉ・・・・!」

「ナツー!!」

「男・・・いらん。オデ・・・女好き。」

二人はナツが落ちた洞穴から身を乗り出し無事を確認する。

しかし、かなりの断崖絶壁で地面が見えない。

普通の人間なら、転落死は確実だ。

「やだ!ちょっと・・死んでないわよね!?」

「男いらん!男いらん!女〜女〜!ウッホホホ〜!!」

二人の心配をよそにはしゃぐバルカン

「このエロサル!ナツが無事じゃなかったらどうするつもりなのよ!」

「ルーシィ、まずはこいつを倒してからだ!」

「ええ!開け、金牛宮の扉!タウロス!!」

ラストは長剣を呼び出し、ルーシィは鍵を出し星霊を呼び出した。

「MO−!!」

出てきたのは、牛のような豪傑な星霊だ。

「牛!?」

「あたしが契約してる星霊の中で一番パワーのあるタウロスが相手よ!エロザル!」

「ルーシィさん、相変わらずのナイスバディですなぁ。MO―ステキです!」

「そうだ・・・こいつもエロかった・・・」

タウロスが目にハートマークを付けている。

牛なだけに乳に興味があるらしい。

「おいエロ牛、今の状況が理解できてねーのか?」


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