第3話 火竜と猿と牛
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おお!」
「かっこいい!」
ルーシィはホロロギウムの中にはいり、何かをしゃべっていた。
ホロロギウムの中は遮断性能が高く、音も完全に遮断できる
だから、ルーシィが何を喋っているか分からないので
「「あたし、ここにいる。」と、申しております。」
ホロロギウムが代弁しなくてはいけないのだ。
「何しに来たんだよ。」
「あい。」
「「何しに来たと言えば、マカオさんはこんな場所に何の仕事に来たのよ?」と、申しております。」
「知らねぇでついてきたのか?凶悪モンスター“バルカン”の討伐だ。」
ルーシィとラストは、バルカンの名前を聞いて驚いた。
バルカンはハコベ山に棲息するモンスターの中でも最強の部類に入る。
「「あたし帰りたい」と、申しております。」
「はいどうぞと申しております。」
「あい。」
ナツとハッピーはそそくさと山の奥へと向かった。
「すまんな、ホロロギウム。俺もいるからナツを追いかけよう。」
「わかりました・・・「え、何でラストの言うこと聞いてんの!?」・・・と、申されましても・・・」
「大丈夫だルーシィ・・いざとなれば俺が護るから「バルカンだぁぁぁ!!」」
ラストの言葉半ばでハッピーの叫び声が聞こえてきた。
その直後、猿のようなモンスターが一直線で二人の方へ向かってきた。
バルカンだ
「!?」
「ウホ!!」
「ぐわぁ!!」
バルカンはラストを弾き飛ばし、ホロロギウムを捕まえた。
しかし
「人間の女だ!」
狙いはルーシィだった。
「うほほーーー!!」
ルーシィをホロロギウムごと抱え、バルカンは山奥へ消えていった。
「しゃべれんのか。」
ナツは何故か納得した様な態度を見せる。
「「てか助けなさいよぉぉぉぉぉ!!」・・・と、申しております。
「ルーシィ!!」
ラストはルーシィを助けるためにバルカンを追いかける。
「ハッピー、俺達も行くぞ!」
「あいさー!」
てなわけで
「「何でこんなことになってるわけ!?何この猿、テンション高いし!?」・・・・・・と、申されましても・・・」
ルーシィを中心にバルカンが変な踊りを行っていた。
「女?」
「!!」
バルカンはホロロギウムの中にいるルーシィを凝視、ルーシィの身体に全身に鳥肌が立っていた。
しばらく沈黙が続いた後
ホロロギウムが消えて、ルーシィが外に出された。
「え、ちょっと!ホロロギウム消えないでよ!!」
「時間です、御機嫌よう。」
「延長よ延長!!」
バルカンが目をギラギラ光らせルーシィに襲いかかろうとする
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