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魔法少女リリカルなのはStrikerS〜赤き弓兵と青の槍兵
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「私はア「こいつは衛宮士郎。士郎って呼んでやれ」……」
なんか赤い人…士郎君がクー・フーリンさんの事すごく睨んでる……
「……衛宮士郎だ。よろしく頼む」
「で、クー・フーリンさんの方はそのまま呼んでたら色々とまずいことなりそうやし、なんかいい偽名とかないかな?」
「なら衛宮ランスとでもするか」
「兄弟ってことにしとくんか?」
「おい、なにをかっ「ああ。それでいいぜ」…」
またもや士郎君がランス君?って呼べばいいのかな……の事睨んでる……。
「ちなみに、俺が兄貴な」
士郎君、諦めた顔してる……なんかランス君に遊ばれてるのかな?
と、はやてちゃんから念話が入る。
(なのはちゃん、士郎の方ばっかり見て、惚れたか?)
(な、なな、はやてちゃん!)
(士郎って、長身、イケメン、引き締まった体と外見はええし、性格もよさそうやからなぁ〜。)
(そんなんじゃないってば〜)
「とりあえず、これってなんなんや?」
上手く話をそらされた。はやてちゃんは相変わらず絶好調だった。
「それは令呪。令呪は契約の証にして私たちへの三度のみの絶対命令権だ」
「そうなんか!よーし、なら“二人とも、うちの言うことには絶対逆らうな!”」
そう言うと、はやてちゃんの両手の甲から模様が一つずつへった。
「命令権と言っても、そのような漠然とした命令は効果が薄いのだ。まったく、私のマスターはその命令をしなければ気がすまないのか?君も彼女に似ているところがあるし……」
「確かにマスターの声は嬢ちゃんににてるな、シロウ?」
「貴様にその名で呼ばれるとイラっとするな」
「まあまあ、二人ともその辺で、ね?」
フェイトちゃんが二人をなだめ、話は終わる。
「うちの言いたいことは大体今の話の中で出てもうたからな。あとはミッドチルダや管理局について、聞きたいことに答えるで」
はやてちゃんがそう言うと、それぞれが返事を返す。
「そこいらについては、明日でもいいか?俺は日が高いうちにこん中を見て回りたい」
「そか。なら、フェイトちゃんとなのはちゃん、二人の案内をお願いね」
「私は結構だ。部屋に案内だけしてもらえば、あとは休んでいたいからな……」
「なら、なのはちゃんが士郎、フェイトちゃんがランスでええ?」
「う、うん。私は大丈夫」
「俺はそっちの方がいいぜ」
「私も大丈夫」
「了解だ。マスター」
二人とも納得したみたい。フェイトちゃんは若干嫌そうな顔はしていたが。
「そうか。なら、二人とも……」
「「「機動六課にようこそ」」」
こうして、平穏とは程遠い運命の入り口に立った二人であった…………。
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