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魔法少女リリカルなのはStrikerS〜赤き弓兵と青の槍兵
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者。上手く行けば協力者として引き込めるかも知れんやろ?)
(あ、あはは……なるほどね)
相変わらずはやてちゃんはこういうときの行動が早かった。
…………………………………………………………………
所変わって部隊長室。二人の男性と対面して座る私達。
「とりあえず、何から話そか?」
「先に、私たちの方からいいか?」
「ええよ」
「根源、聖杯、英霊、サーヴァント、魔術師、令呪、宝具。いずれかに聞き覚えはあるかね?」
聖杯と魔術師以外は全く聞いたことが無かった。聖杯なんてものも御伽噺の中のものしか知らないし、この人達は一体……?
「うーん、魔術師、ねぇ……長いこと魔導師やっとるけど御伽噺でしか知らんなあ」
「成る程……。君達も魔に関わりを持つようだな。ならばこちらの情報を開示しよう」
魔に関わりを持つ、と言っているが、地球に魔法技術は無いはず…。
「まず最初に、私達は英霊と言う人を超越した存在だ。まあ英雄が精霊化したものとでも思ってくれ」
「へー。お兄さん、もしかしてあれな人か?」
「はやて。真面目に聞こうよ……」
まあいきなり人を超越してる、とか言われても訳がわからないよね。
「まあ証拠となるものなど……ああ。あるか。ランサー、ゲイボルグを」
「なんでてめーに命令されなきゃなんねーんだよ。……まあいいぜ。ほらよ」
そうして青い方の彼は莫大な魔力の込められたら赤い槍をどこからともなく取り出した。
はやてちゃんはそれを見て目の色を変える。
「ゲイボルグ……クー・フーリンの槍やな」
「お、嬢ちゃん俺のこと知ってんのか?」
「……と、こいつ自身が証拠だ。アルスターの大英雄クー・フーリン」
アルスター伝説のことははやてちゃんに聞かされたので知っている。……まさか本人と会うとは思わなかったが。
「わかった。これだけの物を見せられたんや。信じるで」
「わかってもらえて何よりだ。それで、私達は今魔力を供給してくれているマスターを探している。そのつながりから見つけたのが君達なのだが……最近刺青のようなものが体のどこかにないかね?」
「もしかしてこれかな?」
はやてちゃんが両手の甲を見せる。
「……そうだ。どうやら、君は私たち二人とものマスターのようだ」
「そんなら、うちの元で働いてもらうで?マスターの言うことは聞くもんなんやろ?」
「……やることがあるわけでもなし、構わんが具体的には何を?」
「うちの所有する個別戦力として、この機動六課に入隊してもらう。雑用や戦闘などいろいろやってもらうで」
「戦闘やるなら俺らの力見せた方がいいよな?」
「その前に赤い人の名前、教えてもらえへんか?」
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