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落ちこぼれの皮をかぶった諜報員
 第10話 新たな敵はチート吸血鬼!?
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ゃないか!!」
「だから、言ったでしょ? 不死身だって、一応弱点もあるんだけど…」
「弱点?」


なんでも、『魔臓』という、吸血鬼特有の臓器のようなものがあるらしい。
体のどこかに四つある魔臓を同時に破壊することができれば、ブラドを倒すことは可能らしい。
だが、一つでも撃ち漏らせば、すぐさま他の魔臓も再生してしまうのだとか。
うわ……ねーわ。吸血鬼なんて某太陽少年にやられてろよ……。


「はい、この話は終わりー。ゆっくんもあんまり気にしちゃダメになっちゃうぞー? ブラドは今国内にいないんだから」
「……そうですね」


「じゃ、さっきの話の続きいっくねぇー」
「はい」
「少し前に、理子がちょぉっとミスっちゃったのが始まりで、ブラドに理子の大事なものが取られてしまった。だからそれを取り返しに行くの」
「なるほど、それで盗むと言うことですか。つーか、あんまりブラドを刺激しないでもらいたいんですがね……」
いや、別に狙われても“裏”の組織にぶつければ……。“裏”の化け物達だったらたかがチートを使った吸血鬼ぐらい……。





「──そこで理子はオルメス……アリアたちと決着をつけるの」
今までの話を聞く限り、峰先輩はどうやら神崎先輩にライバル意識があるらしい。
何だか、宿命のライバルという感じがする。


遠山先輩や神崎先輩がいるなら別に僕がいなくても大丈夫じゃない?


「念のためゆっくんには釘を打っておきましょう〜」
「──オルメスとの戦いには手を出すな」
真剣モードの口調だ。


「別にそんな釘ささなくても、手なんか出しませんよ。」
「くふっ、冗談だよぉー」
「まったく、峰先輩の被害妄想には呆れてばかりですよ。偶然、神崎先輩と峰先輩が戦っている所を見て見ぬ振りをしますよ」
「そうだねー。偶然って怖いもんねぇー。くふふ……」
「……」


やれやれ、なんでこんなに面倒なことが起こるんだ? お祓いでも受けてきた方が良いかな?



それにしても決着か……。
言い方からしてやっぱり前に戦ったことがあるのか。
「まあ、応援しますよ。神崎先輩を」
「理子にしてよぉ!」
「え〜」





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