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FAIRY TAIL 忘却の最期
第2話 ようこそ、妖精の尻尾へ
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ルーシィとラストは突然のことで驚くだけだった。

「あら、いらしてたんですか、マスター?」

「うむ。」

「「マスター!!?」」

ミラジェーンが自然とマスターと呼ぶ・・・ということは、この巨人が妖精の尻尾のマスターということだ。

「ガッハッハッハッハ!みんなしてビビリやがって、この勝負は俺の勝ぴ!?」

調子に乗っているナツをマスターが踏みつぶした。

「む、新入りかね?」

「「は、はい・・・」」

あまりの迫力に二人は言葉を失う。

「ぬおおおおおおおおおおおおおお!!」

今度は何をする気なのか、そんな恐怖で二人の口がガクガク震えた。

しかし、巨人はみるみる内に小さくなっていき

やがて子供かと思うくらい小さくなった。

「よろしくね!」

「「小っさ!?」」

「ていうかマスターって・・・」

「そう、この方が妖精の尻尾のマスター・・・マカロフさんよ。」

ミラジェーンが丁寧に説明した後

「とう!」

マカロフが2階まで軽快にジャンプ・・・・したのだが

「ジュベ!?」

手すりに後頭部をぶつけたが、その後何事もなかったかのように咳払いをする。

「動きがファンシーだな・・・」

ラストが静かにツッコミを入れた後、マカロフは手に持っている紙をギルドの皆に見せた。

「ま〜たやってくれたのぅ貴様等。見よ、評議会から送られてきたこの文書を。全部苦情じゃ。まずは・・・グレイ。」

「あ?」

「密輸組織を検挙したまではいいが、その後、街を素っ裸でふらつき、挙句の果てに干してある下着を盗んで逃走。」

「はぁ!?」

「いや・・・だって裸じゃまずいだろ。」

「ますは裸になるなよ。」

エルフマンの言うことも最もだが、彼にも苦情が来ているようだ。

「エルフマン!貴様は要人護衛の任務中に要人に暴行。」

「男は学歴よ・・・なんて言うからつい・・・」

「ついって・・・」

まだまだ苦情は来ているようだ。

「カナ・アルベローナ、経費と偽って某酒場で飲むこと大樽15個。しかも請求先は評議会。」

「バレたか・・・・・」

「ロキ・・・評議員レイジ老子の孫娘に手を出す。某タレント事務所からも損害賠償の請求がきておる。」

次を言おうとする直前、思いっきり身体がガクンと下がった。

「そして・・・ナツ、デボン盗賊一家壊滅するも民家7軒も壊滅、チューリィ村の歴史ある時計台倒壊、フリージアの教会全焼、ルピナス城一部損壊、ナズナ渓谷観測所崩壊により機能停止、ハルジオンの港半壊・・・」

そのほとんどが、雑誌に載っていた事件だった。

(本で読んだ記事はほとんどナツがやってたのね・・
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