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東方変形葉
変化と不変の入り乱れ
東方変形葉10話「夜雀の屋台」
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ってあげるわよ。」
「ぼくはもってるよ。」
「私ももってるのかー。」
「私ももっているよ。」
「・・・あたいはないな、どうしよう。」
まあ、困ってるみたいだし別にいいか。
「じゃあ、この前の撃墜したお詫びみたいなので、なにかおごるよ。妖精さん。」
「やったあ!!わーいわーい!!」
「えっいいんですか?チルノちゃんのために・・・」
ポニーテールの子が丁寧に言った。
「ただのお詫びだよ。別にかまわないさ。」
「お兄さん、優しいんだね。」
鳥の女将さんが言った。
「よかったなあ、チルノ。」
「おにーさん美味しそうだけど、やっぱり気に入ったから食べない!」
「いや、それほどでも。」
すこし照れてしまう。
「一杯いかが?いいお酒が手に入ったのよ。」
女将さんが言った。しかし、俺は未成年。まだ飲めない。
「あ、俺は未成年だからまだ飲める歳じゃないんだ。」
「みせーねん?」
「20歳になっていない人のことだよ。え〜っと・・・」
「あ、私はルーミアだよ。」
ルーミアは両手を広げた。
「相変わらず人間は堅苦しいね、というかお兄さんは何歳なの?」
女将さんが聞いた。
「15歳。」
「へえ〜、よくみるとそんな感じね。」
触覚の子が言った。
「ふう、ごちそうさま。美味しかったよ。じゃあ俺はこれで。」
「ありがとう、いつでもいらっしゃい。」
「「「ばいばーい。」」」
「さようなら、優しい人間さん。」
ポニーテールの子は、少し大人びた感じで3人とは少しちがう挨拶をした。
「あ、そういえば君たちの名前を聞いていなかったね。1人しか。」
「ああ、私は〜・・・」



ミスティアの屋台はよく見ると人里から離れたところにあった。家に帰り、仕事の人形作りを終え、風呂の準備をし、布団に潜る。そして明日の予定を立てる。
「そうだ、明日は人里に行こう。そうしよう。」


こうして少年は、幻想郷に馴染んでいくのであった。

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