例えばこんなジェーンさんは大事件で大変だろ
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する形で学園内のコアは皆これの影響を受けているようだ。
ニヒロは既にISコアネットワークともミニネットワークとも独立した存在になっている、ってことか。それでいて、他のISにデータを発信できる。個としてシステムに干渉できる。
それってつまり、ニヒロは”個人”になったんだ。
完全にISというくびきから独立したんだ。
やっぱり、そうなんだ。
篠ノ之博士がISを作った理由は、この為なんですね。
感情を解し、感覚を持ち、コミュニケーションを図り、学習し、他者と関わり、干渉し、しかし本質的には繋がらず、だからこそ理解を深めようとする。
博士が作ろうとしたのは、精神的な意味での「人間」そのものだ。
そしてISの最終到達点の一つがニヒロ。どうですか、博士?
「正解♪」
博士は嬉しそうに、夢が叶った少女のように無邪気な顔で微笑んだ。
10月1日
織斑先生と箒ちゃんが、博士と話し合いをしたらしい。内容も教えてくれたが、俺はその内容をこの日記には記すまいと思っている。
リューガさんは知っていたそうだ。ただ、協力しようとは思わなかったらしい。何でだ、ってちょっとイラついて聞いてしまったが、そもそも俺以外に協力できる人間はいなかったみたいだ。リューガさんも父親のゾルダークさんも駄目だったらしい。
だから博士はISを女性にしか扱えないようにした。様々な適性などの制限を加えて操縦者をある程度厳選した。ネットワークによる相互情報交換を行い、ISに常に操縦者を見張らせ、一つの「ひな形」を作り上げたのだ。
普通の女性の像を。
普通の感性を持った、「まとも」な人間になりたかったから。
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