第1話 妖精の尻尾のサラマンダー
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ぇ。」
そう吐き捨て立ち去ろうしした。・・・・・・・・が
「まずい。」
炎の中からナツの声がした。
「オメェほんとに炎の魔導士か?こんなまずい火あり得ねぇ。」
なんと、ナツの口の中に、どんどん炎が入ってくではないか。
「・・・・!!!」
「「はぁ!!?」」
それを見たボラとルーシィ、ラストが驚愕する。
「ふぅ・・・御馳走様でした。」
そしてナツは炎を全て吸いつくした。
「なななななな何だこいつは!?」
「ナツには火は効かないよ。」
「あんな魔法・・・見たことない!」
「食ったら力が湧いてきた!」
ナツは大きく息を吸い込み
「いっくぞー!!火竜の咆哮!!」
口から炎を吹き出し、ゴロツキ集団を一掃した。
ボラはちゃっかりと自分の炎に乗り退避していた。
「ボ、ボラさん・・・こいつ見たことあるぞ・・・!桜色の髪に鱗みてーなマフラー・・・間違いない・・・こいつが本物の・・・・・・」
「「火竜」」
ルーシィ、ラストが同時に呟き確信した
ナツこそが、本物の火竜だった。
「よく覚えとけ!これが妖精の尻尾の魔導士だ!!」
ナツが両手から炎を出し、ボラめがけて飛びあがり殴り飛ばした。
「火を食べたり、火で殴ったり・・・これって本当に魔法なの?」
「竜の肺は炎を吐き、竜の鱗は炎を溶かし、竜の爪は炎を纏う。これは自らの竜の体質へと変換させる太古の魔法」
「な、何それ!?」
「元々は竜迎撃用の魔法だからね。」
「あらま・・・・・・」
「くそ!!ヘル・プロミネンス!!」
ボラが炎でナツの一帯を薙ぎ払うが、当然、ナツには通用していない。
「滅竜魔法。イグニールがナツに教えたんだ。」
「聞いたことがある・・・滅竜魔法を使う魔導士・・・滅竜魔導士!古文書で読んだことはあるが、実在していたとは・・・」
「ちっきしょぉぉぉぉぉ!!!」
ボラが全力の炎をナツに叩き込む。
しかし、それもナツによって魔力の糧となる。
「これならそこそこ食えるな!おいテメェ、ブスブスの燻製にしてやるぜ!」
「燻製!?イヤン!!」
ナツは拳を合わせ魔方陣を展開、右腕に炎を集中させる。
「ぶっ飛べ!!火竜の鉄拳!!!」
「のわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
ナツの鉄拳を叩き込まれたボラは、鐘がある建物まで吹っ飛ばされた。
「ナツ、燻製は炎じゃなくて煙でできるんだよ。」
「そこ!?」
「すごい・・・すごいけど・・・」
ラストとルーシィの目の前に広がっていたのは・・・
「
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