第1話 妖精の尻尾のサラマンダー
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し、包帯を解くと
紫色に輝くガントレットが姿を見せる。
「ガントレットで何ができるってんだ!イっちまいな!!」
「・・・フルメタル!」
ガントレッドを右腕に装着し、ガントレットの手の甲部分が輝く。
それと同時にラストの左腕に剣が直撃した。
普通なら、左腕は斬り飛ばされる
しかし
「な、何だこいつ・・・腕が切れてねぇぞ!?」
「DB、フルメタルは身体を鋼鉄に変える。」
ラストの腕が鋼鉄に変わり、剣の攻撃を完全に防いでいた。
「う、腕が鉄に変ってやがる・・・!」
「こいつ魔導士か!?」
「はあ!!」
ラストは剣を振り払いゴロツキの腹に文字通り、鉄拳を叩き込み吹っ飛ばした。
「ぐはぁ!!」
「くそ!こんな魔導士見たことねーぞ!」
「囲んで攻撃するぞ!」
ゴロツキ共がラストの周囲を取り囲み、様子をうかがっている。
「ゴロツキらしいな・・・なら・・・」
再び、ガントレットの甲が輝きだす。
「また何かするつもりだ!」
「やっちまえ!!」
ゴロツキが一斉に攻撃を仕掛けに来る。
「ヴァルツァーフレイム!!」
ガントレットの甲に紫色に輝く石が瞬時に入れ替わった。
その瞬間、炎が噴き出され右腕で炎をゴロツキに向かい放つ。
炎がゴロツキ達の身体を襲う。
「ぎゃあああ!!」
「な、何だこの炎!?全然消えねぇ!!」
「ヴァルツァーフレイムは対象を焼き殺すまで踊り続ける。早く水に飛び込まないと死ぬぞ?」
水・・・・・といっても炎で燃やされている状態では海に飛び込むことも難しい。
ゴロツキ共は灰になるまで炎で踊り狂わなければならない。
しかしその時
轟音が海の方から聞こえてきた。
「え?」
ルーシィが乗った船が津波によって港に押し戻されてきたのだ。
「何であの船が!?」
疑問を投げかけた直後
「どわぁぁぁぁぁ!!」
津波をもろに食らってしまった。
巻き添えになったゴロツキはヴァルツァーフレイムの炎から助かった。
「こ、今度は津波かよ!?」
「こんな化け物に勝てるわけねぇ!!」
ゴロツキはラストに怯え一目散に逃げ出した。
「今の津波、俺がやったんじゃないんだけどな・・・あれ?この津波ってまさか・・・」
そう思い津波の起こった先を見ると
「あんた何考えてんのよ!?普通あたしまで流す!?」
「不覚・・・ついでに船まで流してしまった・・・」
「あたしを狙ったのかー!!」
ルーシィと彼女が契約している星霊、アクエリアスがいた。
(やっぱりアクエリアスだった・・・)
津波の
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