第1話 妖精の尻尾のサラマンダー
[6/10]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
「そうだよ。」
「こんな奴が・・・」
「入りたいならマスターに話を通してあげるよ。」
その瞬間、ルーシィの目がハートマークに変わる。
「素敵なパーティになりそうね〜!」
「わ、分かりやすい性格してるねー君・・・」
「オイオイ・・・・・・」
「ほ・・・本当にあたし妖精の尻尾に入れるの!?」
「もちろん、魅了のことは黙っておいてね。」
「はいはーい!」
「それじゃ、パーチーで会おう!」
火竜は炎に乗りその場を飛び去った。
「パーチーって・・・・古っ」
ラストは去った火竜にツッコミを入れ
「おい、疑似魅了にかかってるぞ。」
ルーシィを正気に戻した。
「あ、しまった・・・」
さりげなく魅了にかかったルーシィだったが
「やったー!妖精の尻尾に入れるんだ!!それまであの馬鹿男に愛想よくしとかないとね!うししししし!」
「大丈夫なのかルーシィ?魅了を使うようなやつだぞ?」
「大丈夫だって!あんたも入れるように話しておくから心配しないで!」
「いやでも・・・」
「じゃ、パーティに着てくドレス買わなくちゃ!」
「おいおい・・・・」
ラストは火竜の言っていたパーティに不安を覚えながらも買い物に付き合った。
そして、夜
「船が出たか・・・・・」
火竜のパーティ会場である船が港を出発した。
「やはり、忍び込んででも乗船すべきだったか・・・」
「それは困るなぁお客さん。」
後ろに気配を感じ振り向くと
ゴロツキが数人、武器を持ってヘラヘラ笑っていた。
「こいつか、火竜さんが言ってた小僧ってのは。」
「ひょろい体してんなぁ。」
「何の用だ?」
「知る必要はねぇ・・・何でかって?」
男がヘラヘラしながら、持っている剣を振り上げ
「ここでテメェは死ぬんだからな!!」
「!」
振り下ろされた剣を、昼間店で買った剣で受け止めた。
しかし、ゴムになる剣だったためすぐに切れた。
それでも一瞬で斬撃の軌道をかえ攻撃を反らした。
「くっ・・・!」
「おいおい何だよこれ、ゴムの剣?」
「ははははは!ダセェ!!」
「だが今ので軌道を変えた・・・なかなか腕が立つぞこのガキ。」
「やっぱりな・・・どうも怪しいと思ってたんだ。あの火竜・・・奴隷商人か!」
火竜の正体を感ずき、ラストの表情が一気に強張った。
「言っただろ、知る必要はねぇってな!」
ゴロツキが一斉にラストに向かい駆け出す。
「仕方ない・・・これは、使わないと誓ってたんだが・・・レイラ様、申し訳ありません。」
ラストが包帯に巻かれた筒状の物を取りだ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ