第1話 妖精の尻尾のサラマンダー
[2/10]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
お色気攻撃で値引きをし始める。
しかし・・・値引き出来たのはたったの千J
「千Jしかまけてくれなかったー・・・あたしの色気は千Jか!?」
「まけてくれただけでも有難いと思うけどな・・・」
「ムカつく・・・そこそこリアルなのがなおさら・・・!」
そうぼやいたルーシィにラストが青筋を立てた後、
たくさんの女性が群がっているのが見えた。
「何かしら?」
二人の目の前でたくさんの女性が横切る。
「この街に有名な魔導士様が来てるんですって!!」
「火竜様―!!」
「火竜って・・・店で買えない火の魔法を操るっていう?」
「この街にいるの!?」
その火竜があの群がりの中にいるのだろう。
「かっこいいのかな〜?」
「どうだろ?」
そう言って二人は群衆の間から覗きこむ
見えたのは・・・さほどかっこよくもないナルシスト風の男だった。
「・・・想像したのより違ったなルーシィ・・・・ルーシィ?」
ラストがルーシィの顔を見ると
顔を真っ赤にしていた。
(な・・・な・・・な・・・何?このドキドキは・・・!?)
「お、おいルーシィ!?」
「ははっ、まいったな〜・・・これじゃ歩けないよ・・・」
(ちょ・・・ちょっと、あたしってばどうしちゃったのよ・・・!)
火竜がルーシィに向かってウィンクをすると
(はうぅ!!)
ルーシィの胸が大きく高揚する。
「お、おい大丈夫か?」
(有名な魔導士だから?だからこんなにドキドキするの?)
ルーシィの目がハートに変わり、火竜の方に寄っていく。
「様子がおかしい・・・!待てルーシィ!」
ラストは慌ててルーシィを止めに入るが、ルーシィの耳には届いていない。
(これって・・・もしかして、あたし・・・!)
「イグニール!!」
と、そこに一人の男が乱入してくる。
ピンクの髪に鱗状のマフラー、青い猫を連れた少年だ。
その少年が現れたと同時にルーシィが正気に戻った。
しばらくその場が固まり、少年と火竜の目が合う。
「・・・だれだお前?」
それを聞いた火竜がショックを受けるが、すぐに立ち直る。
「火竜・・・言えばわかるかね?」
少年は火竜の遠くに歩いて行った。
「「って早!?」」
火竜とラストのツッコミが被った後
周りの女の子達が少年に群がる
「ちょっとあんた失礼じゃない!!」
「な、何だお前ら!?」
「火竜様はすっごい魔導士なのよ!!」
「謝りなさいよ!!」
「まあまあその辺にしておきたまえ。彼とて悪気があった訳じゃないからね。」
そう火竜が言うと女
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ