暁 〜小説投稿サイト〜
ウルトラマンゼロ 〜絆と零の使い魔〜
決闘-ファイト-
[15/15]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
ォン!!!

 突然何かを引きずったような音が鳴り響いたと思ったら、外から常識外の爆発音が響き、学院の建物に地鳴りが走った。当然コルベールとオスマンもそれを肌で感じた。
「な、なんじゃ!?」
 円境を再び覗き見ると、生徒たちに向かって上空から正体の読めない奇怪な光が降り注ぎ、学院に攻撃してきているではないか!
「ミスタ・コルベール!ミス・ロングビル!全教師を集め、急いで使用人も含めた皆の者に避難を呼びかけるのじゃ!」
「「は、はい!」」
 オスマンに命令された二人は、直ちに同僚の教師たちに生徒・使用人たちの避難を呼びかけに向かった。




 一方、異常事態の起こった校庭。
 何の前触れもなく、突然学院の上空から正体不明の光線が落雷のごとく落下し、学院の外壁を破壊した。
「「うわあああああああああ!!!!」」
 急な出来事に混乱し、サイトたちの決闘を見に来ていたヤジの生徒たちはたちまち大パニックに陥る。どこからともなく飛んでくる光によって、学院が壊されていく。
?この驚愕が最も大きかったのは、サイトだった。
「な…あれは!」
 空を見上げた時の彼は、ショックを受けすぎて言葉も失いかけていた。赤い三角錐から赤いキノコを生やしたような奇怪な形の円盤が数機、学院のはるか上空から列をなして飛行しているのだ。あの船、間違いない!
「クール星人!!」
 そう、サイトがこの世界に来る前に彼と秋葉原の街の人たちを襲ってきた宇宙人『宇宙ハンター・クール星人』の円盤だった。あの時謎の青い発光体によって母艦である宇宙船を破壊されたものの、小型の円盤が今空に見えている分だけ残っていたのだ。
 しかし、一体どうやってこの星を見つけたと言うのだ。まだ秋葉原での事件からほんのわずかな日数…いや、一日しか経っていないのに!
(俺がこの世界に飛んできた時、この世界の座標を…!?そして超科学技術によるワープでここまで来たってのか!?)



 一方でクール星人の円盤。彼らは今、目的達成まであと一歩まで上り詰めたことで歓喜に溢れていた。地上の人々の心に恐怖を与えていることに、何の罪悪感も感じず。
「まずは威嚇射撃をかけるのだ!混乱して判断力を鈍らせた奴らは逃げ場に向かって一か所に固まるはず!そこを一気に我が船に転送し集めるのだ!」
「了解」
 リーダーのクール星人からの命令を、部下の星人が聞き入れ、引き続き星人の円盤からビームが地上の学院に向けて放たれ続けた。?
[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ