暁 〜小説投稿サイト〜
とある3人のデート・ア・ライブ
第二章 雨
第4話 十香の気持ち
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一方通行の言葉に違和感を覚えた。

すぐに立ち止まる。

その日の一方通行の言葉を思い出す。








一方『学園都市の狙いが分かったンだよ』

一方『今日の昼、魔術師がここの家を訪ねて来たンだよ』

一方『ヤツらが言うには……』

一方『学園都市は空間震を人工的に起こさせようとしているンだとよ』















おかしい。

明らかにおかしい。

何故気づかなかったのだろうか。

一方通行はあんな事を言っていたが、

そもそも、










″何故一方通行はその魔術師の言葉を簡単に信じたんだ?″











いや、それ以前に、











″何故魔術師が学園都市の狙いを知っているんだ?″











科学の街で……それも上層部だけが知っているような情報なのに。

仮に上層部の誰かがバラしたとしてもそれはネット上で騒いでいるはずだ。

たかが、普通の魔術師が知っているはずがない。

それに琴里は言っていた。










琴里『2日前の夕方に一方通行に会って聞いたわよ。精霊の調査をするらしいわね』












2日前のその時間帯は丁度一方通行が学園都市の狙いのことを話していた時間だ。

明らかに矛盾している。

一方通行が2人いるわけがない。

なら……
































あ の 時 の 一 方 通 行 は 誰 だ っ た ん だ ?










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