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VenusBlood-d×d-
始まりの決別
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体内でエネルギーをチャージし始めるマシンドラゴンに対して白龍皇は手をかざして御得意の半減の力を発動させるけど残念ね、私達に神器は通じない。


「焼き払いなさい」
私が命じるとマシンドラゴンの口からチャージされたエネルギーがプラズマ砲として放たれる、プラズマ砲が放たれた一直線上の物は全て焼き尽くされた、分厚いタングステンの装甲を一瞬で溶解させる、白龍皇が燃え尽きるとは思わないけど無傷では済まないでしょう。

「ハァ、ハァ、ハァ、何故だ!?何故半減できなかった!?」
燃え尽きる前に熱線から逃れた様ね、でも自慢の白龍皇の鎧が所々黒く焦げ溶解していた。

「セイグリット・ジャマー」
「なに?」
「あらゆる神器の力を阻害して無力化する機能、この子にその機能が搭載されているの、だから神器の力は効かないの、もちろん神滅具もね」
「おいおいマジか?そんなものまで作っていたのか、エネルゲイヤは」
「神器使いにとっては大敵という訳だ、苦っう」
アザゼル殿や他のギャラリー驚きと畏怖が籠った視線を私達に注ぐ、白龍皇が苦しそうに黒く焦げた左肩を抑えてる、うんうん熱線にもちゃんと能力が付属されているわね。

「肩の火傷が痛むのかしら?白龍皇、まあ当然よこの子は龍殺しの能力を持っているから」
「機械のドラゴンが龍殺しだと!?」
「驚く事は無いでしょう?世にある龍殺しはその殆んどが剣や槍などの武器なのよ、なら機械が龍殺しを持っていても不思議は無いでしょう?」
「とことん俺には相性の悪い相手という訳か」
白龍皇が悔しそうな表情を浮かべる、魔王の血族とはいえ神滅具が無ければ普通の悪魔と変わらないからこの子に勝ち目は無いでしょう、まあ良いサンプルも取れたし不愉快な事もあったけど有意義な時間を過ごせたわ、丁度向こうの御向かいも来たようだし。

「ヴァーリ、迎いに来たぜぃ」
現れたのは三国志風の恰好の男は即座に私達と白龍皇の間に入り迎撃の構えを取る、白龍皇と同じく少しは出来る様ね。

「美喉か。何しに来た」
「おいおい、それは酷いんだぜい?相方がピンチだっつーからすっ飛んで来たって言うのに、って言うか本当に大丈夫か?」
「心配無い、少し火傷が痛むだけだ」
「禁手の状態で負う火傷ってどんな火傷だよ、とにかく帰ろうや」
そう言って男が白龍皇に肩を貸す。

「あらあら、サンプル回収のとんだジャマが入ってしまったわね、所で貴男は何方かしら?」
「闘戦勝仏の末裔の美猴ってんだ。よろしく頼むぜぃ、大公さん」
闘戦勝仏、孫悟空の血を引く者ね。と言う事は闘釈迦天も渦の団に関わっているという事?

「・・・・・分かった、リーネ・グレモリ今回は俺の負けだ、だが次は勝つ!!」
「そう、貴方のおかげで貴重なサンプルが取れたわ、それを踏まえてこ
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