第二章 雨
第3話 四糸乃とよしのん
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くのビルへと降りる。
今の吹雪の攻撃を反射の設定に加える為の逆算時間は1分。
逆算中は反射を切っているので目をつけられたら終わりだ。
一方通行はそんなこと関係なしに逆算を開始する。
だが、この時、一方通行は気づかなかった。
自分の右手からよしのんがなくなっていることを……
そして、上条と佐天も苦戦していた。ASTとほぼ同じタイミングで攻撃を仕掛けた。
ザドギエルが攻撃してきたら上条の右手で打ち消し、隙を見て、佐天が後ろから攻撃する。
この連携プレイでダメージはほとんどくらっていないがら佐天の能力にも時間がある。
そして一番厄介なのが、
佐天の攻撃が全くきいていないことだ。これでは防戦一方だ。
佐天「どうします上条さん!このままじゃ……」
上条「佐天さんは能力の使用時間が残り1分になったら逃げろ!」
佐天「で、でも……」
佐天はここにくる際、能力を使ってきたのだ。残り時間も多くはない。
だが佐天は仲間が戦っているのに、自分だけ逃げるのは嫌な性格なのだ。
でも、
上条「能力が使えなくなったら、一瞬で死んじまうぞ!」
今は能力と上条の右手があるからザドギエルの攻撃を防いできた。
だが実際は佐天は無能力者だ。能力の時間切れがくれば彼女を守るものは上条の右手だけでしかなくなる。そうなれば佐天はほぼ終わりだ。
佐天「……わかりました」
悔しい表情で言った。その言葉をきいて上条は笑顔になる。
上条「くるぞ!」
佐天「え?は、はい!」
四糸乃を助ける為に、3人は動き出す。
一方「(あそこにいるのは五河士道か?)」
逆算があと30秒で完了するというところで士道の姿が見えた。ザドギエルに向かって何か言っている。
そして一方通行は気づく。
一方「(ン?俺はあの人形をどこへやった?)」
そう思いながら前を見る。
よく見ると士道がよしのんを持っている。
一方「(逃げる時に落としたのか……チッ!俺としたことが……よし、逆算完了)」
一方通行はベクトル操作で五河士道の横へと降り立つ。
一方「何でテメェがここにいる」
士道「はあ?何言ってるんだ!?四糸乃を助ける為に決まってるだろ!」
一方「そォいう意味じゃねェよ」
士道はえ?と反射的に言ってしまった。
一方「ヤツはこの人形を持ってる俺に向けて攻撃してきた。ヤツは恐らく敵と判断したヤツを無差別に攻撃してるンだろォな。ならここは危険だ。ヤツがいつ攻撃してくるかわからねェしな」
士道「そ、そうだな」
一方「あァ。だから早くここを……!?」
一方通行がいい終わる前
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