第二章 雨
第3話 四糸乃とよしのん
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と頭の中がぐちゃぐちゃになってしまうと、だから酷いことをしてしまうと。
士道と一方通行は黙ってそれを聞いていた。
四糸乃「だから……よしのんは……私のヒーロー、です……よしのんは、私が怖くなっても……大丈夫って……言って、くれます……」
四糸乃「そしたら……本当に、大丈夫に……なるんです……だから……だから……」
四糸乃がいい終わる前に一方通行が四糸乃の頭を強く撫でた。
四糸乃はビックリして顔を上げる。
一方「テメェがどれだけよしのんってやつを思ってるかは分かった……だから俺がそいつを見つけてやる」
士道「一方通行だけじゃない。俺も一緒に探してやるよ」
いつの間にきたか分からないが士道が四糸乃と目線を合わして、四糸乃の手を握りながら言う。
士道「お前を救ってやる」
四糸乃「え……?」
士道「絶対に四糸乃を見つけ出す。そして、もうよしのんに助けてもらわないよう、俺達がお前のヒーローになる!」
一方「何勝手に人をヒーローにさせようとしてンだよ……」
一方通行はため息をしながら再び、四糸乃の頭を強く撫でて、
一方「そンなによしのんが大事なら……2度となくすンじゃねェぞ…」
四糸乃は辱めいたようにフードを強く被って、コクッと頷いた。
一方通行は四糸乃から手を離し、ソファに座る。
一方通行はガラじゃないな、と思っていた。
その後、士道が四糸乃にむけて何かを話していた。一方通行はその時、あのままキスするんじゃないか?と思うくらい2人の顔が近づいてることに気づいた。
そして、
バタンという音がした。
勢いよく十香が入ってきていた。
数秒間、皆が硬直していた。
すると、四糸乃が士道から離れてどこかへテレポートした。
そして、
十香は出て行った。
士道はというと、
士道「どうやらあのパペットは鳶一のところにあるらしい。だから取りに行くぞ!」
一方「……その前にあの精霊、ほっといていいのかよ?」
士道「まあ……俺が悪いんだけど、今は…ほっといた方がいいと思うから……で?一方通行は行くのか?」
一方「あいつの所に行くのは全力で断りてェが……あのガキに約束しちまったからなァ……」
士道「そうと決まったらさっさと行くぞ!」
一方「あ、おい!……俺が杖ついてること忘れてんじゃねェだろうなァ……」
こうして一方通行と士道は鳶一折紙の家に行った。
その頃、上条達3人はというと、
佐天「いや〜結構買いましたね」
上条「ぐはっ…疲れた…」
買い物を済ませ、家に帰ってきていた。
上条「でも休んでられねぇな
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