第一話
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が、全く検討が着かない。丁度その時だった。
「うん・・・」
女の子が目を覚ましたのは。
「あれ?ここは・・・?おじさん達、誰?」
「おじさん!?」
俺は女の子におじさん呼ばわりされてショックを受けた。まだ二十代だって言うのに・・・
「私はホーク。天文学者をやっている。こっちはトラック運転手のジンライだ。」
そんな中、ホークの奴が勝手に話を進めた。
「君の名前も教えてくれるかい?」
「私は・・・はやて。八神はやて。」
「はやてか・・・」
早速名前を聞き出す事に成功したホークを見て、慌てて俺は会話に加わった。
「で、お嬢ちゃんは一体何者なんだ?」
「私は・・・」
俺とホークははやての言葉を待った。だが、その口から出て来た言葉は・・・
「あかん。何も思い出せへん・・・」
「何だって!?」
「記憶喪失、と言う奴か?」
俺が驚く中、ホークが冷静に分析する。
「じゃあ、こいつについては何か覚えてねえか?」
俺は十字架のアミュレットを取り出して見せた。もう光は止んでいる。
「・・・分からへん。けど、何か懐かしい感じがする。」
「そうか・・・」
つまり、あの女はこの女の子と何らかの関係があったと考えて間違いないって事か。
「で、ホーク。この子はどうすんだ?」
とりあえず、俺はホークに聞いた。はやては記憶喪失みたいだが、空間の裂け目みたいなのから出て来た時点でただ者じゃあ無い事が分かる。
「そうだな。どうも訳ありのようだから我々で保護するべきだろう。」
「そう言うと思ったよ。けど、一体誰が面倒を見んだ?」
「ああ。問題はそこだ。」
子育てとはかなり大変なものだ。金銭面はもちろん、育てる側の精神面でも大変な事である。
「とりあえず、この子自身に決めてもらうとしよう。」
「そうだな。」
ホークの回答は何処か投げやりな感じだったが、俺もそれ以上のアイデアが思いつかなかったので、それに賛同した。
あの後、俺たちははやてに三勢力やトランスフォーマーについて説明した。だが、はやてはあまり驚いている様子じゃ無かった。ホークはこの子は元々ファンタジーやSFに関わっていたんじゃ無いかと推測している。
そして、俺とホークや他の知り合いの仕事や経済状況について説明した後、誰の世話になるか決めて貰う為に俺とホーク以外のメンバーの家に直接訪問する事にした。
だが、その前にまず俺の家に行く事になった。一応、俺もはやての世話役の候補の一人だからだ。だが、俺が選ばれる事は多分と言うか絶対無いだろう。
「さあ、ここが俺の家だ。」
トレーラーを止めて、はやてと付き添いのホークを案内した。俺
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